準備編 ラーメン屋をカナダで開けちゃいます/KOKORO RAMEN IN CANADA! | 住野康博〜アメリカとカナダで挑戦し続ける者〜

住野康博〜アメリカとカナダで挑戦し続ける者〜

すみちゃんとも呼ばれています。セカイとニッポンの間で挑戦中。長いアメリカ生活を終え、カナダへ。カナダで経営者しています。

さーてさて、本当に久しぶりの日記になってしまいました。

 

前回、日本に数週間帰国したのちに、カナダで本格的なお店の工事が始まり、毎日、非常に多くの方とのミーティングなどがあり、あっという間の師走です。

 

ご報告が遅くなってしまいましたが、無事にKokoro社ブランドの第一号店、Kokoro Ramen がカナダのバンクーバーでスタートしました。一からのスタートです。非常に多くのことを学ばせていただきましたが、同時に自分のお店を一から開くということがどれだけ大変かというのも改めて身にしみました。 まずはお店の完璧な清掃から始まり、数名での作業でしたが、前オーナーがDisputeという形だったので、そのまま出ていってしまい、完璧に清掃するまでに、3週間もかかってしまいました。その量なんとトラック3台分。しかも裁判所との連携をあったり、最初の店舗にしては、非常に多くのことをしなければいけない物件でした。色々なお店の立ち上げをしてきましたが、思わぬ、時間のロスがでてしまいましたが、これもまた違ったチャレンジで勉強になりました。手伝ってくれた家族に感謝です。みんな汗だくになりながら、毎日清掃していました(笑)

 

物作りの基本ですが、本当に良いものを作るということは事前に敷いたプランやデザインを基本に全体のバランスなどを見ながら、どこをどのように変えていくのか、そういう細かい所を突き詰めていくのが大事なんだなと思った日々でした。ライトの種類から電球の明るさや色、タイルの色や質感、そして完成後に塗るニスの種類など、挙げればキリがありません。そういう丁寧な仕事をしていくと、自然に形になっていくものなんだなと思いました。そのためお店の最終的なデザインは実際にプランしたデザインとは多少異なっています。

皆さんが、心社のコミュニティーを良くしていけるような、立派な良いものを作り上げたいという気持ちが非常に伝わってきたお店作りになりました。だから、毎日が真剣勝負。

 

 

 

 

心社のコンセプトは飲食業を通じてコミュニティー(地域)を良くしていく、”つながり”を強くしていく場所とAuthentic & Healthyな商品とサービスを提供していく、そしてデザインでは自然の良さをたくさん含んだナチュラルで女性や家族が入りやすいお店作りを基軸にしています。(もちろん男性も)その中で、日本の良さやかっこよさ、文化などもデザインとして紹介できるというのも大きな課題の一つでもありました。どのように木でまとめて作り上げていくか、どのように日本のデザインをところどころに入れていくかなど、議論が絶えない現場となりました。そんな中、工事をすること2ヶ月半。最初の3Dで出来上がったものとはとは随分違ったものが出来上がりましたが、素晴らしい空間が出来上がりました。天井の電気上には、植物をそして、テーブルやベンチなどは全部こころオリジナルで、一本の大きな木から職人さんが手間をかけて作成いたしました。真ん中の机には、敷き砂利を使って川を描き、壁にはこのお店があるコミュニティーにに新しいエナジーを持ってくるという意味合いを含めて、風の強さをイメージしてデザインしました。

 

 

 さーて、これからが本番です。どっしりといきますよ。