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私の笛簫日記

笛と洞簫の練習の進捗状況と、練習の傍ら聴いて感動した奏者の方の素晴らしい演奏を記録しておきたくてブログをはじめました。篠笛の素朴な味わいのある音、中国笛子の澄んだ美しい音、洞簫の渋い古典的な音に心惹かれています。

ご無沙汰しております。

2ヶ月ぶりに笛子と洞簫のレッスンへ。


行き道、臥雲橋を通り過ぎ、東福寺の通天橋を彩る青紅葉も少しずつ色づき始めているのに気づきました。臥雲橋は珍しく無人で、雨に濡れた橋板に青紅葉が映えて良い景色にしばし見惚れました。







さて、

レッスンではここしばらく練習していた古曲「蘇武牧羊」を洞簫で吹き、合格をいただいて、後は音の強弱をより意識して吹くようアドバイスいただきました。


今回の新しい楽譜は「憶」という曲です。中国笛子D調で吹きます。YouTubeで徐艶さん(中央音楽学院)が哀愁を感じさせる美しい音調で吹いています。他で見つからないので、彼女のオリジナル曲かもしれません。

久しぶりの音作2で吹き初めは少々苦戦しました。でも素直なメロディですので、慣れたら吹きやすいです。中国笛子の美しい澄んだ音が味わえます。




もう一つの曲は「賽馬」。訳すなら、草競馬、駆け比べ、でしょうか。こちらを中国笛子E管音作5で練習します。

1959年に二胡奏者の黄海懐が、モンゴルの草原で馬に乗って駆け比べしている様子をイメージして創った曲です。馬の駆ける音や嘶きを笛で表現するのがすごいです。速くて難しいけれど、ぜひ軽やかにカッコよく吹けるようになりたいです。

YouTubeで見つけた名人の演奏をどうぞ。


(2019年12月13日改訂)