間違ってた⁉︎顫音と似ている波音~中国笛子の技巧 | 私の笛簫日記

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笛と洞簫の練習の進捗状況と、練習の傍ら聴いて感動した奏者の方の素晴らしい演奏を記録しておきたくてブログをはじめました。篠笛の素朴な味わいのある音、中国笛子の澄んだ美しい音、洞簫の渋い古典的な音に心惹かれています。

いま練習中の「採茶捕蝶」について「顫音が多い」と以前書きましたが、「波音が多い」の間違いでした。先生にはきちんと教わったはずなのに。数字の上に波がある音が「波音」です。


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こちらは「採茶捕蝶」の一節、波音が三つあります。これを「顫音」と混同していました。

波音は顫音より短く入れる場合が多いようです。例えば3の波音は343或いは353を素早く打ちます。短い波音と分かって演奏しやすくなりました。短い顫音を波音と理解していいのか、それとも違うものなのか、今のところよく分かりません。

ちなみに波音は基本的には二種あるようです。3の場合、343と打つ「順波音(上波音とも)」、323と打つ「逆波音(下波音とも)」があります。逆波音は記号の中心に短い縦棒が一本入ります。今のところ、逆波音は実際の楽譜では見たことがないです。(2018年2月15日改訂)