常熟の古い橋巡り ~郊外の支塘エリアへ~ | イエティの常熟日記

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江蘇省常熟市での駐在員生活を徒然なるままにお伝えするブログです。

約3か月ぶりに常熟の古い橋巡りを再開。

 

夏の暑さを避け、秋の長雨を避けている

うちにずいぶん時間が経ちました。(笑)

 

もうすぐ11月、という現在、常熟の

最高気温は20数℃で爽やかな気候です。

 

 

常熟の中心地エリアの橋はだいぶ制覇した

ので、今回は郊外へと足を延ばしました。

 

常熟の印象城近くの第二人民病院前から

227番の路線バスで約1時間かかる「支塘」と

いうエリアへ。

 

 

 

2百番台の路線バスは、運賃が2元(約39円)

です。

 

バスに乗っている間は、常熟の郊外を車窓

観光している感じです。畑や田んぼなどの

のどかな風景もあります。

 

降りたのはバスの終点で、そこから10分

ほど歩いて「盐铁塘(塩鉄塘)」という

細い運河を目指しました。

 

 

赤い線を引いた範囲に橋が3つあります。

 

 

 

この「盐铁塘(塩鉄塘)」はなんと前漢時代、

2100年もの歴史のある古い運河で、その

名前の通り、塩や鉄、その他の物資を長江

から市内へと運ぶために掘られた全長が

4.3kmの運河です。

 

私が目指したのはごく短い区間でしたが、

明や清の時代の橋が常熟市の史跡に指定

されていました。

 

道路に一番近いのは「中興橋(中兴桥)」。

 

 

 

 

 

清の時代に作られ、その後何度か修復された

とのことです。橋の根元に史跡であることを

示すプレートが埋め込まれていました。

 

 

 

 

続いて「虹橋(虹桥)」。欄干は新しいです。

 

 

 

これも清の時代の橋です。

 

 

 

 

 

最後はアーチ橋の「集賢橋(集贤桥)」です。

 

 

 

 

 

これはもともと明の時代の橋だそうです。

 

 

 

 

 

ここが少し広めの運河(白茆塘)に繋がる

部分です。

 

水の流れがとてもゆったりしています。

 

 

橋のすぐ近くまで住宅が迫っています。

 

 

電動バイクと人が通る生活道路です。

 

 

狭い運河の両岸からは川面へ降りられる

階段がたくさんありました。

 

水運華やかなりし頃、どんな感じだった

のでしょう。

 

 

バス停へ戻る途中「南街」というところを

通りました。

 

清代の住居跡が史跡になっていて、ここは

中国の核物理学者「王淦昌」のお宅だった

とのこと。

 

日曜日と月曜日が休館、ということで中は

見られませんでした。残念。

 

 

 

 

お天気にも恵まれ、久しぶりの橋巡りで

常熟のいろいろな歴史も知ることができ

面白かったです。