週末の街歩きのテーマとして、常熟の古い石の
橋を探すことにして、書籍「常熟古橋」を持って
スタート。
今回見に行くのは、まずは近場の史跡である
「曽園・趙園」の中の橋にしよう、と思ったら、
昼食を食べた「山前坊」エリアから「曽園・
趙園」に向かう途中に「甸桥」という古い橋が
あり、それが見学した記念すべき第一号に
なりました。
「甸桥」は虞山の南側、「甸桥村」という
エリアにあります。
「甸」とは郊外、という意味だそうです。
小さな川の向こうに見えた橋は、一部が古い
住宅に隠れていました。
こんな感じなんだ~、と思って近づくと、
常熟市の史跡に指定されているという
表示がありました。
「甸桥、原名殿桥因桥西为大・小湖甸,而改名。
俗称头条桥。单孔石拱,建于明代、清代。民国
间重修」
(甸橋、元の名は殿橋、橋の西は大小の湖が
ある郊外地であったため、改名された。
通称は头条桥。一つ穴の石造りのアーチは、
明代、清代に建てられた。民国期間に再修理)
早速、橋を渡ってみます。
橋は欄干が低いので、渡るのは結構コワい
です。
橋の真ん中には、何か模様を刻んだ石が
はめ込んであり、だいぶ摩耗していました。
橋からの眺め。
欄干の柱にも、史跡を示す標識があります。
橋の一部は住宅に密接しており、ちょっと
奇妙な感じでした。
橋があるエリアは細い路地裏の続く住宅街
です。
石造りの橋だと、古くても生活動線の一部に
なっているんだな、と改めて感じました。
◆橋の名前:甸桥
◆橋の仕様:
全長34m,橋の幅3.16m,橋のスパン10m,
水面からアーチ上部までの高さ5.6m
◆場所:常熟市西门外山前塘上
◆建設時期:民代か清代に建設、中華民国
時代に改修
上記出展:百度百科