パスポートの有効期限まで、あと半年を切り、
この度、蘇州で実施された上海領事館の領事
出張サービスでパスポートの更新手続きを
してきました。
来年3月が居留許可証の更新で、その前に
パスポートを更新しておく必要があり、
年末も日本には帰国しないし、1月下旬には
春節に入ってしまうし、早めにやっておこう、
と思った次第です。
領事出張サービスは、わざわざ上海領事館
まで行かなくても、領事館職員が蘇州など、
各地域まで来てくれるというありがたい
サービス。
今、上海に行くのもコロナの関係で面倒ですし、
なにより移動に時間がかかるので・・・。
今回は初めての一人旅で、長距離バスに
乗って行こうと、常熟の南バスターミナル
から出発しました。
チケットは予約アプリ「巴士管家」でゲット。
「滴滴」の個人配車サービス(≒タクシー)だと
常熟から蘇州まで片道150元(約3,000円)位の
ところを、バスだと手数料込みで24元
(約480円)で済みます。
常熟のアパレル産業集積地の「服装城」近くの
ターミナルからバスに乗って出発しました。
バスターミナルに入るのに、健康コードを見せて
2階の出発フロアに行きました。
乗り口では行き先表示が出る時と出ない時が
あり、係員のアナウンスを聞いていないと
どこ行きかわかりませんでした。
今回は、蘇州の南バスターミナル行きを利用。
高速道路をひた走るバスでしたが、運転手が
ものすごく眠そうにしており、居眠り運転する
のでは、とかなりビビりました。
高速道路を降りたところで、バスは路肩に誘導
され、防護服を着た係員が乗り込んできて、
乗客全員の行動履歴を確認します。
今回、行動履歴を提示できない年配の女性が
いて、その人はバスを降りて、何か手続きして
いました。その間、他の乗客は待つのみ。
常熟を出てから50分ほどして蘇州南バス
ターミナルへ到着。
そこで降りた乗客は、一人ひとりPCR検査を
受けます。こちらで「落地検」と呼ばれる
仕組みで、移動者にコロナ感染者がいないかを
捕捉する検査です。
結果は10時間ぐらい後に出ますが、もし万が一
陽性なら、そのバスに乗っていた人は皆、再度
検査と自宅隔離でしょう。
バスに乗る際は、実名登録で身分証提示が
必須なので後追いが可能です。
バスを降りたら、タクシーや移動用三輪車の
運転手が出口で待ち構えており、「タクシー
乗るか?」と声をかけてきます。
私はまずは徒歩圏内に行きたいところが
あったのでそのまま街へと出かけました。
その話はまた後日。
さて、出張サービス会場のビルのロビーには、
職員の人が待っていて、案内してくれます。
久々の日本らしい対応にちょっと感動しました。
肝心のパスポート更新は、遅い時間帯に行った
せいか、大変空いており、10分もかからずに
手続き完了しました。
更新前のパスポートは、公共交通機関に乗る
際などに必要でしょう、ということで、保留届を
その場で書けば、手元に持っていて良いそう
です。
緊急事態で日本に帰ることになっても、これなら
安心です。
パスポート用の写真は8月に日本に一時帰国
した際に用意しておいたものを使いました。
更新後のパスポート受け取りは、昆山か太倉
での出張サービスで受け取るつもりでしたが、
昆山はコロナで既に延期決定。
どうか太倉がそのままでありますように。
で、帰りもバス。
今度は蘇州北広場バスターミナルから常熟へ
戻る便です。
そこに行くのにタクシーに乗ったのですが、
運転手さんが間違えて「高鉄北駅」で降ろされ
そうになり、「汽车站(バスターミナル)!」と
叫んで何とか事なきを得ました。
さすがに蘇州のバスターミナルはちゃんと
しています。(笑)
電光掲示板もばっちり。
ドキドキの一人旅を終えて、改めて、蘇州は
都会だな~、と思った私でした。