いまさら読書感想文 -6ページ目

いまさら読書感想文

新旧問わず、文章、であればなんでも読んで紹介します。

少々ご無沙汰しておりました。エスイです。
 
パニック映画やホラー映画は結構好き好んでみるんです。
でも、パニック小説やホラー小説って実はほとんど読まないんです。
多分、自分の想像力が足りなくてイマイチ世界観に入り込めないんでしょう。
 
で、今回は物は試しと、パニックであり、ホラーもあり、サスペンスもある「悪の教典」(貴志祐介)を読んでみました。
 
 
既読の方はご存知かと思いますが、この内容で平然と図書館にあることが凄い。
未読の方のために簡単なあらすじ。
東京は町田のとある私立高校。地域での学力のレベルは中の中という、生徒の成績も先生の質も玉石混合の中堅高校。そこで英語を担当する、主人公・蓮実聖司。甘いルックスにも関わらず愛車が軽トラと愛嬌があり、抜群の授業センスでも生徒から圧倒的に支持され、また、学校運営でも並外れた思考で信頼が厚い。が、彼の正体はとんでもない「化物」で・・・
 
みたいな感じです。
自分は上下巻を図書館で、ハードカバーで借りたため、内容同様、物理的に重くて中々読むのが遅くなりました。が、どうやら文庫本2冊にまとめられているみたいです。
 
 
学校を舞台とした殺人事件を題材にするのは非常に難しく思います。
登場人物がどうしても多くなる、現実味を持たせるのが難しい等々、ハードルはごまんとあり、以前読んだ山田悠介の「パズル」みたく、個人的には物足りなさを感じることが多々あります。
 
が、本書については下巻での畳みかけはあるものの、主人公の異常性が丁寧に描かれ、読んでいて寒気がするほどの世界観が構築できていると思います。ただ、内容が内容だけに純粋な推理小説ではないので本当に注意してください。人によっては胸糞ものにもなりえます。
 
ただ、前述したとおり主人公の異常性(サイコパス)の表現は素晴らしいので、パニックもの好きには堪らないのかもしれません。ちなみに自分はそこがイマイチなので、そこまで積極的におすすめはしません。
 
・・・だって、きれいなハッピーエンドが好きな夢見るアラサーなんだもん。
・・・いろいろすみません。