教室の机とイスを後に追いやり、教壇に座布団を置く。
三流亭河馬は、ちょっとおかしな奴だった。
演目の練習をしていると、着物の前を開け、チラッ、チラッっとパンツを見せるのだ。
別に男のパンツなど見たくは無い。
しかもトランクスだから、その中のものまでたまに見える。
自分は、温厚な人柄であるからゆえ、そんなものを見ても別段注意しようなんて思わないが、どうやら自分を笑わせようとしているらしい。
それが解るとちょっと腹が立つ。着物を着ていない制服姿のラッコちゃんは下を向いている。
そろそろ注意したほうがいいのかもしれない。
完全に前がはだけだし、醜い贅肉があらわとなってきているからだった。
「オイッ。見たくねえよ。お前の贅肉なんかっ。」
高木吾朗が突っ込みを入れた。
。。。。片肘ついた女の子[47] に続く
------------AG(後書き)------------
ちょっと下ネタ系が多いので以後注意します。m(_ _)m
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