やれやれ、乙女じゃあるまいし | どぶろっく オフィシャルブログ「どぶろっぐ」Powered by Ameba
らしくないなとは思ったが
カメラを向けていた
太陽照りつけるアスファルトの隙間
ひっそりと咲いた
二輪の花
お互いに支え合い
励ましあって咲いている
そうまるで
キャン玉じゃないか
左と右
時にぶつかりあいながら
必死でぶら下がっている
キャン玉みたいに二輪
咲いていた
歩道にしゃがみ込み
流れる汗を拭うのも忘れ
俺はしばらく花を見つめていた
一陣の風が
花びらを優しく揺らした
キャン玉が
キュンと縮んだ気がした
江口