昔から
気持ちが落ち込んだり
悲しいことがあると
高いところへ登る癖がありました。

1人でひたすら車で遠くへ行く癖も。

高台の公園へ。
海へ。
あてもなく高速を走って遠い街へ。

1人の時はどこまでも行けた。


今はずいぶん立場が変わってしまったけれど。

今日はあまりにもしんどくてしんどくて。
夫に夕食後の後片付けと子どもたちをお願いして
車を走らせ家を出ました。

頭の中も心の中もいっぱいいっぱいで、
今にもパンクしそうで。

子どもたちの声さえいつも通り聴いていられなくて。
相槌も打てないし、うまく笑えなくて。

夫は「一緒に行こうか?」と気遣ってくれたけど
今は1人になりたいから、とわがままを聞いてもらいました。

と、いっても。

近所の夜景の見える
ファーストフード店の駐車場。

頭の中に流れるBGMは
なぜだかユーミンの『卒業写真』。


何を聴いても、
どこを通りかかっても、
何をして過ごしても、
ゆづに結びついてたどり着いてしまう。


不意にどうしようもない喪失感に襲われる。


会いたい。
触れたい。
抱っこしたい。
あの幸せな日々に戻りたい。


願っても叶わないこと、
苦しいくらい知っているけれど。

たぶん、生きている限り。
この感情と付き合っていくしかないのだろう。


わかってる。
わかっているけど、受け入れられない時もある。



そしたら

「長かろうと短かろうと わが人生悔いは無い」

って、歌詞が無意識に頭の中に流れてきて驚いた。

石原裕次郎さん?
なんでまた?急に?

しばらく狐につままれたような感じで不思議だったけれど。


そっか。
もしかして、メッセージなのかな。

母のピンチに。
ゆづが送り届けてくれたのかな。

そう思うことにした。

ありがとう。
不思議なことがあるものだね。


苦しいけれど、
辛いけれど、

また、
頑張るよ。


少し気持ちが落ち着いたから、
お家に帰るね。
帰ろうね。


ありがとう、ゆづ。
大好きよ。

もう少し踏ん張ってみるよ。