本阿弥光悦の大宇宙 | フェルメール真珠の耳飾りブログ(小中高校生の為のブログ)

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すっかり、

この展覧会の事を、

忘れていました。

最近まで、

気が付かなくて、

危うく見逃しそうでした。

本阿弥光悦、

マルチな才能者です。

今回は、

舟橋蒔絵硯箱が、

見たかったので、

行こうかなと思ってました。

本阿弥光悦の、

黒楽茶碗が、

雨雲
時雨
村雲

3つ並びと、

白楽茶碗

白狐

すごく良いです。

茶碗に関しては、

本阿弥光悦より、

長次郎の茶碗は、

色彩感が無くても、

それらの、

本阿弥光悦の茶碗を、

存在感で

越えていました。

やはり、

楽家の、

長次郎の、

茶碗は、

一味も二味も違っています。

決して、

本阿弥光悦の茶碗が、

良くない訳ではありません。

しかし、

それはさておき、

本阿弥光悦の

舟橋蒔絵硯箱は、

別格でした。

何とも言えない造形美。

佇まいが違う。

この作品を、

知らない方は、

何?

何なん?

いいんです、それで。

わからなくても、

こんな形の、

何か変わった形の作品があるんだと、

ちょっと、

知っておくだけで、

見て忘れてしまっても、

全然いいんです。

芸術的な作品は、

身体に沁み込んで来ていますから。

いわゆる、

知らないうちに、

体感してます。

それが、

森林浴に優るとも劣らずの、

芸術浴です。

他にも、

花唐草文螺鈿経箱

蔦蒔絵唐櫃

これらの作品も良かったです。

本阿弥光悦は、

書よりは、

造形的な作品が良いです。

彼の創造的な力が、

一番発揮されているように思えます。

本阿弥家の本職、

刀の鑑定。

正宗2本、展示してありました。

正宗の紋様を見ながら、

こういう刀紋様が良いのかと、

勉強になります。

展示されていた短刀も、

名だたる戦国武将が、

所蔵していました。

刀も書も難しい。

小野道風は、

いくつか見てきているので、

こういう書跡が、

美しいのかと、

何となくは、

わかるようには、

なってきていますが、

本阿弥光悦の書を、

観賞するまでには、

至っていないようです。

勿論、

仏典の写本で、

人間が書いているのかと、

思われるようなものも、

度々鑑賞してきていますけど。

それを見てたら、

年配の方が、

なかなか、

前に進んでくれない、

写本は

たくさんの文字の羅列形体です。

その女性は、

じっくり観賞している様子です。

大家には見えないのだけど、、、

追い越さないと、

時間がかかりすぎる。

自然とそうなります。

もう少し展示は、

書(写本)ならば、

短くしてもらっても、

良いかなとは、

思っています。

大家がたくさん来ると、

本当に前に進まないので、

宜しくお願いいたします。

土日は、

進まないのではないでしょうか?

特に、

今回は、

宗教の関連の書だから、

美術愛好家に加えて、

宗教の信奉者の方々も、

来ている感じがします。

書は、

観賞するのが難しいです。

ずいぶん、

文字の美しさに、

差があるように、

思える。

字体も違う。

それぞれに、

上手さが違ってくる。

まあ、

舟橋蒔絵硯箱を、

この目で、

しっかりと、

見る事ができただけで、

この展覧会は完結です。

珍しい事は、

いきなり、

国宝

舟橋蒔絵硯箱が、

展示されています。

ちょっと驚きでした。

是非、この機会に、

一度見て下さい。

本阿弥光悦と俵屋宗達の

コラボレーションも、

本当に

素晴らしいです。