大和屋旅館さん
開湯120年の歴史を語る旅館
瀬波温泉は 温泉地としては
そんなに古い温泉地という訳ではない
大和屋旅館 女湯

その歴史というのは、明治政府の命を受け
石油採取のために掘削していたら
90℃の湯が噴き出したというのが
瀬波温泉の始まり(月岡温泉もそう)
初代 髙橋 信郎さん
今の女将 (四代目)さん の曽祖父
以前は、高橋館という名の宿

明治末、東屋 養真亭 萩野屋 丸一
吉田屋 三島屋 髙橋館(大和屋) の7軒

現在瀬波温泉には 7つの源泉が在る
いつ頃の写真なんでしょ
昭和初期頃...かしら
明治37年(1904年)4月9日
温泉が噴出した日
噴出前夜、狐の群れが「コーンコン」と
鳴き騒いだ事から、4月は今もお祝いする
4/29は「コンコン祭」を開催
ちなみに、村上では
お雛様 桃の節句 というのは
一ヶ月遅れの四月なのだそう
入口に今も在る一本の松
明治当時以前から残っている唯一のもの
貞享4(1684)年 赤松を植樹
昭和12年に訪れた 与謝野 晶子
滞在した二晩に なんと45首もの歌を詠む
玄関
エレベータは無く...
こちらの階段で客室へ
斜めに造られてる ちょっと面白い階段
途中から観る館内の水槽
何百尾もの小さな鯉!
これ以上大きくなったら......

築60年近い鉄筋コンクリート造り
当時は瀬波温泉 初めての鉄骨で、みなに
驚かれたのだと女将さんは仰っしゃる

...が、、、
ヘタに 鉄筋だと色々直すのに大変
でしょう とわたしが言うと
「そう、そうなのよぉ ! 」

フロント前を通り 左へ行くと浴室
内風呂 男女各1つ
脱衣室
鏡は 3枚
椅子は無いのでこちらに腰掛ける
床材は冷たいので、脱衣棚の前には
竹製のマットが敷いてある



じゃじゃーん✨
可愛らしい まあるい浴槽♪
この意匠はかなりのデザイナーさんかな
かならずこの丸い処にハマる♪
ステップにも腰掛け易い
この向こうが男湯



男湯 (拝借画像)

女湯とは違うんですね

蒲鉾型 ちょっと広め?

一番違うのは ...湯口かな😄

男湯には 少年


なぜか女湯の湯口には 信楽焼の狸さん
相変わらずのプンプン アブラ臭♪
アブラ臭といっても、色々あって...
村上瀬波の湯は確かに薬品の様な感じ♪
クレゾール臭という表現をよく見かける
けど... わたしはその臭いには感じない😂

ちゅるちゅる なめらか〜な湯ざわり
味は 塩の味
洗い場はちょっと狭く
シャワーカランは2基だけ
ボディソープとリンスインシャンプー
わたしは持参のモノを使いました
湯は真湯 給湯ボイラーからかな
お部屋の古い洗面台からも湯が出た
左の蛇口は硫黄成分で真っ黒♪
お湯は 無色澄明
42℃くらい
しばらく浸かってるとポッカポカ
かなりあったまりの湯😅
新潟市北区からのおひとり様女性が
後から入って来て いろいろお話し〜
聖籠町の職場から直行したんだとか


3ヶ月前に行った松風荘とおんなじ湯

瀬波温泉 大和屋旅館

村上市瀬波温泉2-5-28

0254-53-2175

日帰り立ち寄りは 不明

「混合泉(瀬波温泉·噴湯元湯) 元湯2号」

91.5度 pH 8.4

主な成分

ナトリウムイオン 1257mg

カリウムイオン 76.6mg

カルシウムイオン 99.7mg

塩化物イオン 2062mg

硫酸イオン 226.9mg

炭酸水素イオン 66.5mg

炭酸イオン 10.2mg

臭化物イオン 7.2mg

ふっ化物イオン 5.3mg

ヨウ化物イオン 1.8mg

硫化水素イオン 0.2mg

メタけい酸 167.6mg

メタほう酸 23.3mg

成分総計 4.014 g/kg

源泉の湯温が高いため 加水あり

あとは なし なし なし の掛け流し