青根温泉で現在ちゃんと経営が出来ているのは、不忘閣だけは別格として...

2年前 140年続いた湯治宿 名号舘 閉館
最後の最期の日に入浴、館主の丹野さんと帳場で5時間も お話したあの晩秋の日が夢の様

その土地建物がようやく人にわたり、新しく生まれ変わった(と言っていいのかな) ↓


しかし、今はまだ宿泊できる宿としての許可は下りていない (申請中)
夢と希望を膨らませ一人頑張ってきた若者の覚悟はもう数日で消えてしまう...


(行ってみたい方は是非この10日の間に足を運んだ方が良いです... 2/15迄)


湯気でもぉもぉ 手前 男湯
このタイル こんなデザインタイル
今は見掛けませんよね
先に浸かった碁石の男性が珈琲いただきながら歓談中に、散々
「こんな“古くて汚い”タイルを何とかして新しい木の浴室に改装したらいいのに」
と嘆いていた (建築関係の方らしい)
窓越しに見える打ち捨てられ雪でぐっしょり濡れた布団も興ざめのひとつだったみたい
わたしは思わず苦笑しながら、「あのレトロなタイルだからこそ良いんですよ」と返したけど、彼は「そうか そんなもんなのかなぁ」とお気に召さないらしい
そりゃそうだ ごもっともかも知れないな
お湯は6つの源泉を合わせたブレンド青根温泉 何処も一緒だけど、かなり絞っていて... あの熱さは無い 40℃くらいかな

さっきから4人のお客さまが 全員
「ちょうど良い」と言って 浴後も汗もかかずにセーターを着てマフラーされてるのが不思議でならなかったのだが、こういう事か...

つまり、湯冷めしない様にちゃんと厚着して入浴後の珈琲をご馳走になっていたのだ

あぁ 懐かしいタイルのお風呂
当時は深めであっつあつ... 水を足さないと浸かることは出来ない湯温

男湯 脱衣所
ここ 脱衣する場所にドライヤー ?

左右対称の浴室 2つ
せっかくだから、こちらも入って行こう
女湯 (奥の方)
以前は他にお客様が居ない時は男性であってもこちらを奨められてました 窓が大きいからって

また同じ姿で会えたね



こちらもかなり絞っている

かなり出ている様には見えるけど...
以前はこの倍は出ていた? それとも源泉そのものの湯温が下がってるのかなぁ

これまた薄いのと濃いのと半々のカラータイル この貼り合わせもなかなか無い

外は深い雪

ピカピカの検査済証

この分析表も2枚発行してもらって

現在、宿泊業の申請中 どうなるか

真冬の青根温泉はなかなかの厳しさ
暮らすのは大変な事も多いよね

がんばれー 耕平くん


これは閉館後一年経った頃
今の青根温泉の雪はこの5倍くらい...


 (2022年 17湯め♨️)