「土」が動くこと | 蓮伽 - renka -(加持祈祷師 清照)

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「自分自身」と「自分を取り巻く他者」そして「自然界万物」との友好的なコミュニケーションのために

蓮伽です。




足元から、シンシンと冷えてきます。


寒いですね~。


この2日、パソコンから遠ざかっておりました。


2日も遠ざかると、寂しく感じます。


文明の力に頼り過ぎですね。



今の道路は、アスファルトがほとんどです。


都内を歩くと土の道など、ほとんどありません。



これは、お伺いしたお話なのですが、


いわゆる「お稲荷」様は、すごい連携力なのだそうです。


その連携力で、伝達などを繋いでいくのだそうです。



例えば、「よし、聴いてやろうぞ」となった人間のお願い事や


お稲荷さま間の回覧板でしょうか?



まあ、冗談はさておき・・・・・・


その「連携力・繋ぐ力」に一役かっているのが、


『土』なのだそうです。


人や車が動いた時に、自然と巻き上げられる土埃り。


この「動く土」に乗っていくからこそ、


「お稲荷」様の連絡網が活性化するのだそうです。



土を動かす事が、良かったのですね。


それを前提にすると、今は動く土自体が


我々の生活の周辺には、ない。という事ですね・・・・・・。


自然が遠くなるのは、ご神仏とも遠くなる様な気がしますね。


何だか寂しいです。




「神奈備」という言葉があります。



神奈備とは(Wikipediaより)


神奈備はアニミズムでもあり、自然への感謝や畏敬や畏怖の体現であるが、


神の住まう神域や、常世 (とこよ)と現世 (うつしよ)の端境、


または、その常世と現世をわかつ結界 や、禁足地なども意味する。


考えてみれば、昔の人の生活は、自然=神がすぐそばにあった。


神は大きいけれど、もっと身近な存在でもあったのですね。


そんな事を教えてくれる、お話でした。



蓮伽  - renka -

豊川稲荷のお写真を拝借しました。


こんな団結力なのでしょうか?



ちなみに、霊格の高いお狐様は、


体が小さくしっぽが大きいのだそうです。



合掌


蓮