先日のこと。
車中泊も出来るように用意して
(今夜の宿どこにしよう)と目的地まで車を走らせていた。


ホテルもいいけど、
(たまにはゲストハウスに泊まってみようかな) 
(いつもと違うことをしてみたいし)
料金安いし新しい建物みたいだし、目的地にも近い。
6部屋あるうち私を含め3部屋しか使っていないなら静かで過ごしやすそう、一泊だけし
(よし、ここにしよう)


エンパス体質の私は人や場のエネルギー、音や光に敏感。氣ぃ使いぃ な当時の私は相部屋タイプのドミトリーやゲストハウスは泊まりたいと思わなかった。人との交流は楽しそうだけど、音や光が氣になって眠れそうにないと思って。


でも一度
(やったことがないことをやってみよう)
と楽しみにチャンレンジし泊まりに行くと....
宿泊者私のみ。一人で一棟を貸切る贅沢さで数日連泊した。
「これじゃあゲストハウスにチャレンジした意味がないやん、笑」と笑えるオチだった。



さて夕方ゲストハウスにチェックイン。
その後私は友人と待ち合わせのため、オーナーさんが宿の説明を手早く済ませてくれた。
電話対応時も接客も室内も感じ良く、ゲストハウスに不慣れな私は
(この宿にして良かった)と安心からのスタートだった。

で、チェックイン後部屋で着替え滞在時間15分ほどで宿を出て氣分よく自分の車に乗る。。。。

と。。。


(  くさっ  )

体と髪に着いた部屋の何か(化学物質)の臭いがする。外で臭いが着くと車に乗った時すぐに分かる。

( ああくさ、、、、)

(今夜またここに泊まるのか。
ああ今着替えた服、部屋に置いてきたな、臭いつくな)
(明日もこんな臭いがついた服で朝から一日過ごすなんて耐えられん)

うちで使っている、消臭も出来て体にも地球にも優しい製品を(持っていこうかな)と出発前に2回も思ったのはこのためだったのか。

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4年前から化学物質過敏症気味の私は
ドラッグストアに売っているような柔軟剤、洗濯洗剤、シャンプーリンス、ボディソープ、台所洗剤、住居掃除用品、消臭剤、床掃除シート、ヘアカラー剤、香り付きトイレットペーパーの臭いなどがダメになり、それらが使えなくなった。

それらの臭いがすると、それらが使われていると、不快になり頭痛や息苦しさ、目への刺激などが症状として現れる。
ファ〇〇〇ズの臭いは呼吸困難になりそうな辛さ。

泊まりの宿で洗濯機の共有は、先に使った方やその宿がどんな洗剤.柔軟剤を使っているか分からないと使うのを躊躇する。臭い移りすることもあるから。
洗剤.柔軟剤が自動投入される洗濯機なんて怖くて使えない。


昔、一棟貸切になったゲストハウスに設置されていた洗剤が丸いジェ〇〇〇ルだった。
(へぇ、丸くておもしろい)それしかないし初めて使う興味から使ってみると後悔した。
特にコロナ禍で臭いに敏感になりシェディングは臭いで分かる。



私が自分のことを“ 化学物質過敏症 ”と書かず、
化学物質過敏“ 気味” と書くのは、そういう検査を受けて自分のことを調べていないし、
それらの臭いは日常の負担やストレスにもなっているけど生活が出来るレベルだからです。
化学物質過敏症の方(症状の重い方)は家から外出するのが怖い、外出ができない位だそうです。

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友人と久しぶりの再会を楽しみゲストハウスに帰る前に、
今夜のうちにゲストハウスをチェックアウトして他のホテルに泊まることにした。
金曜の遅い時間からホテル探し。
何軒目かでやっと部屋がとれた。

すぐにゲストハウスのオーナーさんへ電話したが連絡がつかず、簡単なメッセージと
「明日の朝電話します」と残し宿を出た。
(オーナーさんは入浴中でした)
私は宿の玄関の鍵を返す必要があったから。



オーナーさんは第一印象から感じの良い方。

翌朝の電話で、チェックアウトした理由と私の現状、香害の簡単な説明を短く優しくお話し、夕方玄関の鍵を返しに行くことをお伝えする。

すると
「チェックイン前にお部屋にシュッシュッしたからですかね?」と言われた。

ああ、、、、、



でもそれだけ?でもないような。
宿全体に氣にならない程度のほのかな優しい香りがしていたと思う。

「シーツ類は全部コインランドリーで洗っていますし」
「それは洗剤や柔軟剤が自動投入のやつですか?」
「そうですね」
 
ああ、、、、、、


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私は滋賀の市内で暮らしているとコインランドリーの前を自転車で走る時、排気口?からの臭いが臭くて息を止めて通過する。
それは広範囲に大きな塊のような感じでその臭いが漂っている、化学物質の大きな雲みたいな感じに。


そして19〜20時頃ウォーキングで住宅街を歩くと、台所洗剤かシャンプーリンスなのか、そんな臭いがあちこちからしているのが現状で、足早に住宅街を抜け、もうそこをコースにはしない。

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.....など、そんなお話をここに書いてあるよりもっと短くして、穏やかに優しくお話しし、知っていたただく。

オーナーさんは「すみません」と何度も言ってくださるが、
「誰が悪いわけでもないですし、私は知ってほしいだけですから、そんなに謝らないでください」とかえす。


「私は今回こうして化学物質過敏や香害のお話をさせてもらえて、それをこうしてオーナーさんが聞いてくださって。
“ こういう人がいる” と知ってもらうことができた。感じの良いオーナーさんで良かったです」と話す。

そして夕方、宿のキーを返却しに伺うと、
オーナーさんは電話のあと、香害についての動画を観られたようで、宿代も返金をしてくださるという。



今回私はこの体験から、
「急遽私の都合が変わってチェックアウトしました」と自分の事実に触れずに立ち去ることも出来た。
がそれはやめた。
“ こういう人がいる”  ことをお話しし、知ってもらう”  という選択をした。


この宿とオーナーさんとの出会いは、時間にしてわずか15分程だけど、
予約直後の電話から終わりまで終始感じがよく、他の質問への対応も早かった。

今回は私が「ありがたい」と感じた感謝の出会いとなった。


(※私が昔のように自分もそういう製品を使っていた頃の体なら、氣持ちよく心地よくこの宿に泊まっただろうし、連泊したい位の、人にもおすすめしたい宿だ)



これからは嗅覚、味覚が敏感になった私は個人経営の宿に泊まるには何かしらの確認が必要かもしれない。
それがホテル泊だと、私レベルの化学物質過敏気味なら今回のような臭いの心配はあまりないように思う。
まぁ、たまには(ん?)(ん??) なんてこともあるけどね。そんな時は事情を話しお部屋を代わらせてもらう。




を使えば、私たちの体への負担も環境への負担も軽減されるから、家庭を管理する主婦(主夫)は
何をどういう理由で選び、それを使うのか、
選択が大事だ。

それにより自分と家族、ひいては関わる方の健康を保てたり今よりも良くなる場合もあるのだから。
そして、
なぜこういう化学物質過敏の人が全国に100万人もいるのか、
なぜそういう商品が販売されているのかを
あなたにも知ってほしい。

コロナ禍でこういう症状を訴える人がさらに増えたのはなぜなのか。


それを知ることは“  世の中のしくみ ” を知ることになるから。