まず最初に… 今日のブログ記事は、筆者が在住するニューヨークで公演予定のブロードウェイ・ミュージカルのチケットを、公式サイトにて転売するお話です。日本ではコンサートやお芝居のチケットを営利目的で転売する事が禁止されていると認識しています。このブログの主旨は、法律に触れる行為を奨励する事ではございませんので、何卒ご理解下さいませ。ウインク

では、本題に入ります。ニューヨーク観光と言えば、本場のブロードウェイショー。芝居好きで全てのオープニングに足を運ぶという人もいるでしょうし、余り興味は無いけど折角ニューヨークに来たからショーを観るって人もいます。私はNYに住んで25年以上になりますが、ブロードウェイショーは、ほんの片手で数えるくらいしか行った事がありません。てへぺろ

先週、職場のR君が私のオフィスに突入して来ました。「僕のメッセンジャー見てないの?ほら、今直ぐフローズンのチケット買って!」と、既に私のコンピューターから勝手に公式サイトを開けてます。チケットマスターという公式サイトでチケットを購入し、その同じサイトで転売するのだそうです。雰囲気が冷たそうだしアイススケートの Disney on Ice だと思い込んでましたが、チケットの値段を見て初めてブロードウェイ・ミュージカルだと気付きました。来年の春に公演予定だそうで、アラジンやリトルマーメイドを超えてライオンキング以来の大ヒットになるのでは、と期待されているとか。ラブ音譜ラブラブ

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チケット販売開始から10分くらい経っていましたが、サイトを見ると公演初日から数日分は既にほぼ完売。アレヨアレヨという間に、青丸の空席がドンドン黒丸に変わっていきます。4月のイースター連休もめぼしい座席は売却済み。結局、独立記念日に近い週末の7/1/18のチケットを購入しました。転売目的なので、チケット・インシュランスという保険を同時に購入します。1枚につき$12の出費ですが、これでチケットが売れなくても返金可能になるので、転売に失敗してもリスクヘッジとしては安い保険料です。購入直後に、元値の倍の値段で売りに出して終了。転売としては手堅いけど、回転資金が多くないと儲けになるのかは微妙ですね。グラサン

ほぼ1年後のショーなのに、チケット発売日から数日後の今日現在でこんな感じです。濃いピンク色が、公式転売チケットです。
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転売チケットの値段です。中央オーケストラの2列目が$1714、どんだけ強気なんかーい。
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中央メザニンのチケットは、元値が$200-300位なので、ほぼ皆さん倍の値段で転売していますね。なぜチケット公式サイトが公式にチケットを転売させるか、不思議に思うかも知れませんが… 馬鹿にならないのが手数料です。メザニンチケットの正規価格は $189と販売手数料の$11で$200、これを$400で転売すると $60の転売手数料が購入者に掛かるので、転売チケットの価格は $460+販売手数料と表示されます。つまり公式サイトとしては、転売チケットの方が手数料ガッツリ取れるという仕組みです。グラサン

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ダフ屋に商売を横取りされる位なら、自分らでダフ屋を取り仕切ってしまえって感じですかね。アメリカのビジネス、こういう所が笑かしてくれます。ニヤリ