大学主催の高校生向けサマーキャンプが終わったばかりですが、参加した子供達同士でスッカリ意気投合したらしく、帰ってからもSNSやオンラインゲームで皆と繋がっている様です。今週末はマンハッタンで同窓会(?)的なハングアウトに出掛けるそうです。思いっきり楽しそうな、若人達。おねがい

他州にある大学主催のキャンプなのに、フタを開けてみたらNYからの参加者も多かったので、どのお宅でも考える事は一緒だったのかもしれませんね。ニューヨークやボストンにある大学主催の高校生向けキャンプに比べてお値段は半額だし、人里離れた場所にあるので街中でトラブル発生なんて事にもならないし。この大学に子供が合格出来れば有難いけど、実際の所はどうなんでしょう。ガーン汗

大学受験合否の目安となるのは、SATのテストスコアと高校の成績 GPAです。でもランキングサイトに記載されている各大学合格者のSATの平均点、あれってどうよって最近つくづく思います。そもそも統計を取る対象が多岐に富むアメリカは、平均値 Average は余り意味を成しません。一目で分かり易い例えが、Edgap.orgの公立高校のSAT平均点マップです。EdGapリンク

これは、NY市内のマップです。真ん中上から左端下にある濃い青の部分を境に、左側はニュージャージー州で右側がNY市内です。マンハッタン寄りのNJ州エリアは、1000-1200点が平均値の高校ばかりです。マンハッタンを含む5地区のNY市内はどうでしょう。下に重なって見え難いですが、1200-1400点の進学校と、700-800点の地元校ばかりで、普通に平均的な点数の高校の方が返って少ないくらいです。

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因みに旦那の実家があるシアトルは、こんな感じです。どの学校も平均的に良くて、平均点以下の高校を示す赤丸や濃いオレンジ色はごく僅かです。ただし、高得点を弾き出す高校も余り見られない様です。(あくまでも平均値の話ですから、学区が良い悪いという話をしている訳ではありません。)
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で、結局何を言いたいかというと「ニューヨークもシアトルも、SAT平均点はほぼ同じである。」という事実に対して、同じじゃねーしって思う人って私だけ?って事です。コモンコアという政策で、全米で教育方針を統一させて、州毎の教育格差を減らそうという動きがありますが、それをやるならテスト問題だけでなく、時間割や登校日数などの他の条件も全部足並み揃えて統一させなきゃ、全然意味ないと思うのです。

アメリカでは、修学年齢が州により違います。NY州は更に学区毎に違う決まりで、NY市内は 12/31が誕生日の区切りです。つまり誕生日が9月以降の子供は4歳でキンダーに就学します。州によっては区切り日が早くて、6歳近くになってやっとキンダーへ行くなんて話も聞きます。更にはアカデミックやスポーツで有利な様に、ワザと一年遅らせて就学させる、Red Shirt という昔ながらの風習もまだまだ残っています。そうなると、もうスタート地点からハンディキャップ付いてる気がするんですが、どうなんでしょうね。キョロキョロ

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