羽生くん、お大事に…。取捨選択の力 | yotaのブログ

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羽生結弦選手を始め、フィギュアスケート競技のファンです。
選手は全員リスペクト。
イメージ先行のど素人フィギュアスケート観戦術。
フィギュアと関係無いことも。つれづれ日記です。

まずは


羽生結弦選手、
ロステレコム杯優勝おめでとうございます!



てか、マートンと!!!マートンと話してる!
会場に来てたんですね!!!





良かったね、羽生くん!

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羽生結弦「悔しさがメラメラ」 自身初のGPシリーズ2連勝も
https://www.hochi.co.jp/sports/winter/20181117-OHT1T50186.html
スポーツ報知


羽生結弦「情けない演技」負傷乗り越えVも慢心なし「悔しさメラメラ」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/11/17/kiji/20181117s00079000447000c.html
スポニチアネックス


羽生 診断は3週間安静だった「弱いというか、もろいというか、それも羽生結弦」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/11/17/kiji/20181117s00079000506000c.html
スポニチアネックス



怪我に関しては、

痛みがなるべく早く消えますように。

怪我が一刻も早く治りますように。

リンクに乗れない日々の中にあっても、
羽生くんと共に、冒険と発見と笑顔がありますように。

それだけを祈っています。





そして、Originはたった3回目にして、かなり完成度が上がっていました…

織田くんが何度も言ってくれましたが、本当に、表現を見ると今までの中で
もっとも羽生くんが表現しようとしている“作品世界”が垣間見えた演技。

「古事記」ベースはわかってはいたけれど、シェイリーンも、「そのアイディアは伝えてあるけれど、彼がどこまでそれをベースに演じるかはわからない」というような事を言っていました。

彼の口からは、どんなイメージでこのプログラムを滑るか、ハッキリとは聞けていなかったよね。プルシェンコへの尊敬を示す以外には…。
その尊敬の形は、プルシェンコの「ニジンスキーに捧ぐ」をそのまま取り入れるという意味ではなく、自分という人間が今の自分になった、その根幹に関わる大きな存在としてのプルシェンコとロシアに感謝を伝えたいという事なのだろうと思うわけです。
(トリビュートとして取り入れてはいますが…)



冒頭の頭を振る振付を始めとしたところどころの振付も、練習の時から今大会が最も様になっていて、ACの時とは発するイメージが違ったプログラムになったかのように感じて見ていました。

それは、羽生くんが勝つプログラムに進化させる事に焦点を当て、
このロステレコム杯までの時間を充実させて来た結果。
未来に焦点を定めて、自分の視界をクリアにして行くやり方は羽生くんの最も得意な突き詰め方だと思います。
その才能は、怪我をした後に話してくれた取捨選択にも発揮されていましたよね。

オータムクラシックの時は、まだ心が定まっていないかのようなかなりボンヤリとしたイメージでしたが(私の中では)、ピンポイントで獲物に照準を定めた羽生くんの演技の精度は、毎回どんどん上がって気持ちがいいのです。清々しい!

レイバックスピンやシットツイズルなど、惜しくも消えた振付があったけれど、AC版とか、ヘルシンキ版としてサンプリングするのもまた楽し…です(笑)

上記の記事から抜粋ーーー
「何を選択しようということを考えた。靭帯の損傷には間違いないので
ドクターの指示を言ってしまえば3週間は安静なんですよ、本当は。そうすると全日本も厳しい。だから、何をしたくて何を削るか考えた上で、今日しかないかなと思ってやった」


一体今、自分が立っている所はどこなんだーーー?

誰もが、生きていく中で常にそう言った謎と向き合っています。

自分の価値観がそんなに間違っているはずがないと人は思いがちだけれど、
「考える間でもなく、当然だ」と常識をよく口にする人は大抵、何かしらで自分がマジョリティではないと感じたり、重要性の近い何本もの選択肢を前にすると脆いものです。

何本もの選択肢は、常に身の回りに張り巡らされていて、それを選ぶ上で、その道で良いのかどうか、自分相手にプレゼンできるのも自分しかいない。
間違っているかどうかは、わかるとしても未来の話。

正負を一刀両断する単純さはサッパリしていて良いように思えるけれど、とかく偏りがちなのです。
正義がひとつしかない、という考え方はとても危険なものだからね。
まあ、最近はなぜか、多様性を訴える人が正義感を盾にしているのをよく見かけますが…

複雑に悩む人間が、“優柔不断”という、一見欠点に見える感情を何度も経験して得る知見は、横スライドさせて、物事を多面的に見る手助けをしてくれる事が多いのです。


明確な自覚と、この自律性。取捨選択の力。

これが羽生くんの凄さのひとつですよね。
人が生きていく道程には、必ず無理な事が起こり、その無理を重々承知の上で何かを選択しなければならいない。
羽生くんは、大抵の人が人生の曲がり角に差し掛かってやっと経験するような迷いを、何度となく経験して来た猛者中の猛者。傷の痛みを知る猛者です…
でなければ、練習を切り上げる直前に、怪我の具合に合わせてエアでスケーティングのメニューを考え直し、それを実行に移す。…そして勝つ。
そのような未来を描けるはずがない。と思います。


体を休めて栄養も取らなければ、怪我は治りません。
たっぷりと休養を取ってほしいと思います…が。
ただ、羽生くんはスケートを愛する人なので、滑れない辛さ、
それを考えると、ただただ、最短で怪我が良くなってくれるよう、心から願うばかりです。


また演技を見られる事を楽しみに、応援を続けて行きたいと思います。




ここまで稚拙な感想を読んでいただき、ありがとうございました。
最近の沢山のアクセス、いつも本当に力になっています!
ありがとうございます。

画像は、yotaの画面どりです。