ワールド2017・男子FS感想!宇宙人大会 | yotaのブログ

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羽生結弦選手を始め、フィギュアスケート競技のファンです。
選手は全員リスペクト。
イメージ先行のど素人フィギュアスケート観戦術。
フィギュアと関係無いことも。つれづれ日記です。

宇宙人大会滑走順感想〜ながっ


羽生結弦(日本) 223.20 総合321.59
「Hope & Legacy」(振付シェイリーン・ボーン)
すごいすごいすごい!!!!!もう、今更だけど…ジャンプはすべて完璧。
ビールマン復活!超絶絶品…!妖精に見えるビールマンスピンてあるんですね……
こういうのを、シームレスなスケーティングっていうんだろうか。
なんの途切れ目も感じない。サラサラと、流れていく…流れていく。
記事「成熟するHope&Legacy」で望んだ、それ以上の世界を描いてくれている。

『羽生結弦はこのプログラムにおいては、森の木立の奥につねに見え隠れする美しい影。
または森林の新緑のなかに溶け込んだ、柔らかな光。』

いつか、こうなるって思っていた。わかってた!それが羽生くんだから…。


ネイサン・チェン(アメリカ) 193.39 総合290.70
「オペラ『イーゴリ公』よりダッタン人の踊り」(振付ナディア・カナエワ)
4Lzでころんだとき、痛めた?って思った。足は上がらないし、可動域がいつもより狭い…
でも、その後明るい表情だったし、大丈夫だったのかな?
クワド6本(!)に挑戦は素晴らしい攻めの姿勢。絶対に、平昌では強敵になるね!
できれば、今回のプロのような、ジャンプを組みやすい曲じゃなくて、
あえてストーリー性のあるロマンティックプロとか、やってみて欲しいな〜。
(ネイサンくんは、靴が合わなかったようです〜。ふうりんさん、教えてくれてありがとう♡)


ボーヤン・ジン(中国) 204.94 総合303.58
「道 La Strada」(振付ローリー・ニコル)
どうも大ちゃんを思い出すこのプロ、自分の色に染めたボーヤンアッパレ♡(死語)
あのねー、可愛いけど、ニコニコと自分のするべき事をとっても自然に受け取ってる。
そんな子に見える。どっちかというといい意味で図太さを持った選手かと…。
yota的妄想ですが…。演技はノーミス!ランディングが美しくなったと思う。
特に4Lzは今までの中で最高!おおお、PCS 9点台きたこれ!!わおわお♡


グリーンルームではしゃぐアメリカチーム……冷たい視線のはにゅくん(笑)
ネイサンの、「ユヅル、映ったらやろうって言ったのに、ズルい。俺も恥ずかしいのに」
みたいな態度が大変に日本のファンにとっては美味しいです♡GOE+3。


パトリック・チャン(カナダ) 193.03 総合295.16
「A Journey」(振付ディビッド・ウィルソン)
「目標は自分自身に挑戦する事。自分自身を見つめ直す。強みはスケーティングスキルと
音楽の解釈」…なにこれ。なんか泣く。…最近のパトは反則!(笑)
ヒール(あくまで2年前までのyota的妄想内で)がお坊さんみたいになてる感。(あくまでyota的な印象)衣装は見つめ直さなかったのか。
軽々飛んだ4T3T、4S…。あああああああ!!!敵は3Aなのか、やっぱり…。
この曲、来季も継続しないかな…。衣装……は…変えても色違いなだけだったりして。


宇野昌磨(日本) 214.45 総合319.31
「ブエノスアイレス午前零時、ロコへのバラード」(振付樋口美穂子)
「いつかフェルナンデス選手と羽生選手と競える選手になりたい」これ、すでに過去形では…。
モニターで羽生くんの演技を冷静に見て、笑顔で出陣。若武者、クールだわ〜…
昌麿の武器は、「柔らかい笑み」って思う。気持ちのコントロールが上手い…
ポジティブ感…。演技直前でも笑顔になれる昌麿。
可愛いわんこ(失礼)だと思って接していたら、実は一匹狼だった件。
「曲にはこだわりがない。コーチに任せてる。ルーティン、特にない」
これだけ違うタイプの2人が、日本代表として一緒に戦っている、なんて面白いんだろう…。


ハビエル・フェルナンデス(スペイン) 192.14 総合301.19
「エルヴィス・プレスリー・メドレー」(振付ディビッド・ウィルソン)
ショートを見て、ジャンプ回りきっての転倒2回までくらいなら、ハビが勝つ可能性が
あるのかなって思ってました。…そこにあの4Tのクオリティ!大歓声…!!!
「ああ…やはりラスボス」って思った。
なのに、まだ中盤でもないところから崩れ始めた…。え、4T転倒…!ええええ、これは…!!
リンクメイトの代名詞になってるイナバウアーを、ハビらしい、男っぽいお茶目さでこなす
ジャッジアピール。こういう工夫、好きだけど…今回はちょっと切ない気持ちで見た。

羽生くんとのハグ…もう、なんで笑顔なのかハビ…、いつも同じテンションで…
彼もどこかで泣いているのか…



宇宙人大会結果

金メダル
羽生結弦(日本) 223.20 総合321.59

銀メダル
宇野昌磨(日本) 214.45 総合319.31

銅メダル
ボーヤン・ジン(中国) 204.94 総合303.58

4位
ハビエル・フェルナンデス(スペイン) 192.14 総合301.19

5位
パトリック・チャン(カナダ) 193.03 総合295.16

6位
ネイサン・チェン(アメリカ) 193.39 総合290.70


最終グループ第一滑走者のどえらい得点というプレッシャーに負けなかった
シニア2年目組がメダリストに。この1年の重みを感じます。
この世代以降は、メンタルが別物になっていくのかもしれない。
「自分と向かい合う」「自分と戦う」という事を当たり前のようにサラッと身にまとっている。

羽生くんの登場が、人間の精神も進化させている……スポーツを通して。

これだけはっきりと目に見えてというのは、本当に凄い事。
トップアスリートが身体を痛めながら、それでも、前に進もうとあがくのは何故なのか。
スポーツって、健康のためにするものなのに、怪我するんじゃ矛盾してない?
なんていうyotaおばさんのツッコミに対する答えがそこにあるのかもしれない。

自分の到達したい場所。その場所に行くためには、
自分に今必要な事は何なのか、これからしなければいけない事は何なのかを
見極めなければならない。限られた時間の中で…

誰かを羨んでいたり、どうせと自分を卑下していたのでは、
行きたい場所には到達できない…

時間の大切さ。

ありふれた言葉の、本当の意味。今まで見えなかった意味が、
彼を通して、こんなおばさんにも語りかけてくるのだ…
誰の時間も、等しく大切なものなのだと。