エボリューション
Evolution
2001年アメリカ
アイヴァン・ライトマン監督

さっきまで日本テレビの「金曜ロードショー」でやってましたね。私は前に1度字幕で見ていて、今回が2度目。吹替えで見るのは始めてになります。

この映画、『X-ファイル』のデヴィッド・ドゥカヴニーが出てるということでちょっと期待感があったのですが、見てみるとかなり下品なSFコメディで、ちょっと期待した方向性とは違うんですよね。

とはいえ、『スターシップ・トゥルーパーズ』同様フィル・ティペットによるクリーチャー造形は素晴らしい出来だし、このギャグも『ゴーストバスターズ』や『Gガール 破壊的な彼女』の監督だと思えば納得できます。下らないけど、まあまあ楽しめる。そんな位置にある映画ですね。

しかも、今回初めての吹替えが良かった!
DVD版とは違うTV版吹替えで、

・アイラ(デビッド・ドゥカブニー:堀内賢雄)
・アリソン(ジュリアン・ムーア:坪井木の実)
・ハリー(オーランド・ジョーンズ:山寺宏一)
・ウェイン(ショーン・ウィリアム・スコット:高木渉)

この顔ぶれです。吹替えコメディ映画好きなら堪らないキャスティングですね。堀内さんと山寺さんは、大塚芳忠さんを加えた『フルハウス』や、江原正士さんを加えた『宇宙船レッド・ドワーフ号』など、それこそ名吹替えが山のようにある名コンビです。

高木さんはご自身の名前がキャラ名になった『名探偵コナン』の高木刑事役でおなじみですが、最近コメディ系の吹替えでも目立ってきましたね。山寺さんや江原さんとは、NHK人形劇『新・三銃士』で一緒に活躍しています。

この吹替えだけでも、再見できてよかったと思います。といいますか、録画しておけばよかったと後悔しました。
ちなみに、DVD版の吹替えは、上から
小杉十郎汰、唐沢潤、楠大典、鉄野正豊

という顔ぶれです。こちらはこちらで、『X-ファイル』のモルダーと同じ声なのがいいですね。ていうか、小杉さんや楠さんの声でこのギャグを、と想像すると面白そうです。特にハリーは顔芸もすごいけど声もすごいので、見どころではないかと。

午後のロードショーの「マイケル・ダグラス特集」のことも書こうと思っているのですが、実は『ナイルの宝石』だけ録画してまだ見てないんです。それを見たらまた。
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どうも最近、ブラウザのFirefoxがよく落ちるんです。ブログを書いてる途中で落ちてしまうと、けっこうダメージが大きくてもう一度書く気になれない時ってありますよね。

先日、試写で『アイアンマン2』を見てきました。個人的に良い評価はできなかったので、ここにも感想を書きづらかったのですが、書いてる途中にブラウザが落ちました。これは、少なくともしばらくは感想を書かない方がいいという天の采配かもしれません。このネタは寝かしておくことにしましょう。

あ、でもスカーレット・ヨハンソンは綺麗でした。見せ場のシーンはあまりの美しさに息を呑みましたよ。そこは本当に見てよかったと思います。

スカーレット・ヨハンソンの映画で見てるのは、『ゴーストワールド』、『ロスト・イン・トランスレーション』、『アイランド 』、『ブラック・ダリア』くらいですが、特別印象は残っていなかったりします。いったいなにがそこまで変えたのか気になるところです。
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ぴあ映画生活に書いた感想はちょっとオブラートに包んでいたので、こちらではもう少し突っ込んで書いてみましょう。ネタバレはしないよう注意していきます。

まず、自分の立ち位置をはっきりさせておいた方がいいですね。
『セックス・アンド・ザ・シティ』のTVシリーズは見たことがありません。気にはなってたけど、元々SFやアクションを好む性質なので、ついスルーしてしまって。
映画版の前作は、試写当日に見てから行きました。
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前作については、鑑賞メーターでこんな風に書きました。
★吹替え版で。2作目の試写会に行くため予習として。TVシリーズを見ていなくても雰囲気が掴める構成は上手い。あけすけでありながら、タテマエや現実も同居する「リアル感」を醸し出す雰囲気作りも上手い。映画のみのキャラは若干薄いけど、ドラマでもっと突っ込んでいったらと想像するのもちょっと面白い。特にルイーズはそういうの見てみたい。

さすが人気のあるTVシリーズだけのことはある、と思いました。キャリーの結婚話を中心軸に、いくつもの事件が絡み合いながら進行するドラマと、それがクライマックスに向かって収束していく構成が上手い。4人のキャラを十分に描きつつ、新キャラのルイーズも活躍させるバランスもいいですね。

で、今回の『セックス・アンド・ザ・シティ2』は、鑑賞メーターにこんな風に書いています。
★試写会で。前作から連続で見た分はきちんと楽しめた。テレビのインタビューでキャストが言ってたけど、今作は「不況が続く世の中からの現実逃避」色が強い。キラキラゴージャスな夢物語として楽しいけど、前作よりリアル感は薄れた。シリーズファンに向けた長編エピローグといった感触もある。今回はミランダが特に魅力的だったかな。

見ていて強く感じたのは、リアリティの低下とエピソードの分散傾向です。前作が「結婚」を軸にした現実的な要素が強かったのに比べ、今作は個々の悩みこそ現実的だけれども、主軸となるアブダビ旅行が現実離れしているので、悩みの深刻さも若干薄く感じました。エピソードの分散というのは、それぞれの悩みごとをはじめとするさまざまな要素がストーリーに盛り込まれているものの、旅行の結末やキャリーの悩みの解決には関わってこないものが多いという印象です。前作の感想で「収束していく構成」と感じた部分が、今回は散発状態のまま終わったと感じられたわけです。

これは別にこの映画がよくないという意味ではなくて、物語作りのスタイルの違いです。人によっては、気になる人もいるかなというレベルの違いかもしれません。映画自体は、楽しめる内容でした。

終わった後、周囲から聞こえてきた感想に、「面白かったけど感動はしなかった」という声があったのですが、それは確かにそうかもしれないなと思います。ファンタジックで刹那的な楽しみを重視した構成で、4人の悩みに共鳴しづらいところがあって、結末で問題が解決しても感動にまで至らない、のではないかと思います。あと、詳しくは書きませんが日本人のメンタリティでは共感しづらいところがあるのではないかなと。

4人それぞれの欠点も描かれるのがこのドラマでは重要な要素で、その欠点も包み込む優しい目線で作られているところが魅力だと思います。欠点をクローズアップすると、TVシリーズや映画前作の後成長していないのか、とも思ってしまいますが、私は逆に歳を取ったことでワガママになったのかなと思いました。自分でも、歳を取ったことでワガママになったと思う要素はけっこうあって、そんな自分に向き合って行いを正すことの難しさも感じます。今作はその「自分に向き合って反省する」物語でもあるので、ある意味とても意義深いテーマだと思います。
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