J2リーグ第33節
清水エスパルス 2−0 ジェフ千葉
  
 16勝1分6敗 勝ち点49

(引用元:清水エスパルス公式Facebook)

前節ホームで「原点回帰」して息を吹き返し、ホームで連戦となれば、この勢いが本物であることを証明するしかない

エスパルスは1992年7月4日が、チーム結成後に国内で初めて対外試合をした日てあり、7月4日を「誕生日」としています

そんな記念の日に負けるわけにはいかないが、カルリーニョス・ジュニオ、乾貴士が、揃って累積警告で出場停止である

そこにはルーカス・ブラガ、矢島慎也が入り、前節と変わらないシステムでスタートとなりました

(引用元:清水エスパルス公式X)



開始直後からバチバチ

なんと試合開始早々、1分も経たないうちに審判の笛がピッチに鳴り響く…


ボールを受けた松崎の背後から相手が迫り、ボール奪取を狙って伸ばした足で松崎を倒す


なかなか起き上がらない松崎…

結局、松崎は担架に乗ってピッチを後にして、このまま交代となり、白崎が投入されて試合再開となった

この中断から少しして…


ゴールキックから一気にルーカス・ブラガへパスが通り、アウトサイドでゴール前へパス?

キーパーの前で白崎凌兵がスライディングで合わせに行くけど、触れずにそのまま転がりゴールへ

交替で入ってすぐに得点とは、さすが白崎凌兵!持ってる!と思ったけど、記録はルーカス・ブラガの得点でした

このあとも、原輝綺が倒れ込むなど、お互いにバチバチ当たっても、審判はカードを出さない…どうやら見えていないらしい


これぞ持ってる男!

住吉と蓮川が離脱している間に出場機会を得て経験を積み、着実にレベルがアップしている背番号32高木践

この日は相手が俊足を使って、左サイドから攻め込む機会が多かったが、鋭い読みで相手ボールをカットする場面が多く見られた

さらに比較的小柄ながら、ハイボールに対しても相手との競り合いに負けずに跳ね返していく

そんな彼が…


高橋など身長の高い選手がゴールに迫る中で、ひとり後方でフリーになり、ドンピシャであわせてボールはゴールへ!

背番号32が32周年の記念試合でプロ初ゴールとは、「持ってる」としか言いようがない!


ホームゲームは文句なし!


期待の松崎は残念ながら早々に交代となってしまったが、ルーカス・ブラガが右サイドに回ったことでゴールが生まれた

さらに準備してきたセットプレーから追加点を奪うことができた

また、途中交代で北爪、吉田が投入されるとサイドバックを前後に並べて動き回り、後半に低下する運動量をケアしている

この2連戦を通して、目の前の試合を確実にものにしていた戦い方を思い出したようだった



岡崎慎司氏が引退


清水エスパルスて育ち、世界に羽ばたいた「岡ちゃん」の引退セレモニーがあった

チームで8番目のFWからスタートしてエースまで登り詰めて日本代表に選ばれ、ヨーロッパに渡ってプレミアリーグて優勝まで果たした

その栄光の背番号「23」は、今年キャプテン北川が引き継いでいる


いつかまた日本に戻り、オレンジのユニフォームに袖を通し、ともに優勝を目指して戦ってくれると思っていたが叶わなかった

しかしこうして、引退をスタジアムでサポーターに報告する姿は、あのときと変わらない

これから彼が指導者としてキャリアを積み上げて、いつの日かまた、違った立場でともに戦ってくれることを期待したい


さてこの先チームはどうか


この2連戦のホームゲームでは、全く不調を感じさせない試合展開だったように見えるが、次はアウェイで復調を証明してほしい

当たり前だが、試合を優位に進めてもゴールを決められるかどうか、相手がゴール前のチャンスを決めたかどうかで結果は決まる

ナイトゲームとなったことで「運動量」「デュエル」か復活してきたようなので、個々で負けないこと、諦めないことからかもしれない

長崎、横浜FCの結果も気になるところではあるが、まずは自分たちがチャレンジャーのつもりでコケないようについていくこと

J1での戦い方がどうこうと先のことではなく、目の前の試合で一つずつ勝ちを積上げて行くのみ!


 by えん。