J2リーグ第16節
 清水エスパルス0−2 横浜FC
 12勝1分3敗 首位

(引用元:清水エスパルス公式Facebook)

久しぶりの上位対決は前半戦の大一番!

アウェーながら6000人以上が詰めかけ、画面を通してみてもスタンドがオレンジに染まっているのがよくわかりました

前節から原輝綺がスタメンに復帰、そして乾貴士も久しぶりにベンチ入り、テンションが上がるメンバー構成でした

(引用元:清水エスパルス公式X)


横浜FCは昨シーズンJ1の最下位で降格したチームではあるけど、今シーズンはここまで最も失点が少ない


さらにかつてエスパルスに在籍していた伊藤翔などJ1で実績を残した選手や多くの外国人選手も在籍している


中盤の攻防において…


どんどんプレッシャーを掛けて、ガンガン攻め込こんで相手の守備を破る…


前節までのイメージから、勝手にそんな試合展開を期待していましたが、実際にはそううまくいきませんでした


右サイドバックに原輝綺を入れて、それまでの442は変わらずでしたが、中盤での競り合いに負けてボールを奪われてばかり…


この日は日中の気温が高く、普段に比べて運動量が少なかったし、足下のボールをうまく扱えていないようにも見えた

セットプレーの流れから失点

相手は守備に重きをおいており、前線にさほど怖さは感じないものの、中盤からの押し上げやセットプレーに迫力があった

横浜FCはコーナーキックやフリーキックなどセットプレーからの得点率が高いということは、試合前からいわれていたことです

きっとチームとしても対策はしてきたのでしょうが、それでもやられてしまいました…

立て続けに攻め込まれ、コーナーキックからちょっと変化をつけられたことで、ズレちゃったのかな…大外で押し込まれました

後半にエンジンはかかったけど…

ピッチの中では、矢島を右サイドに移して3バックにしたり、原輝綺が中に絞って変化をつけてもも大きく流れを変えることはできなかった

後半の開始直後に北川が裏に走り、攻めのスイッチが入ったように見えたが…

攻撃がリズムに乗り、自分たちのペースでパスを回していても、なぜかボールが足につかずトラップが乱れる…そんなシーンが多く見られた

やはり暑さがあったのか

日中の暑さから?それとも相手の守備に手を焼いて?いつもと比べてサイドの上がりが少なく、どうしてもパスが中央に集中する

早々に乾、北爪を投入してサイドの上がりを促すと松崎を入れ、さらにドウグラス・タンキ、西澤を入れて再び4バックに戻す…

様々な手を尽くして、相手の守備をこじ開けにいったが、最後まで得点に結びつけることはできなかった

さらに失点して万事休す

一方で横浜FCは、交代で入った選手がつないで追加点を押し込んだ…

暑かったかもしれないが、それは相手も一緒なわけで、球際のあと一歩で負けていたら、当然、試合に勝つことはできない

そしてパスだけにこだわらず、前線に長いボールを蹴り出すことをためらわずに選択肢としていくことも必要だったかもしれない

首位で勝ち点差があるとはいえ、長崎、横浜FCの上位対決に負けていては、昇格のライバル達が勢いを増してしまう…

監督の采配に注目!

この試合で乾が復帰し、北川とドウグラス・タンキの2トップも見られるなど、今後に向けて楽しみな部分も多い


しかし、連携やハードワークは少しでもサボると、この試合のように試合の優位性を保てずに、うまくいかない可能性が残る


この先、相手の対策を上回るチーム力を見せつけるためには、監督の采配と選手の「負けない」気持ちをいかに出せるかどうか…



そして、チームのベースは概ね出来上がっているので、これを底上げするチーム力をいかに磨き上げていくか

連勝はいつか止まるもので、大事なことは連敗をせずに目の前の勝ち点3を着実に積み上げること…

やり方さえ間違えなければ、絶対に負けない戦力がそこにはある!


 by えん。