モロッコ人権協会(モロッコで最大の人道支援団体)は昨日(7月21日)、モロッコ当局に約50人のイエメン人をスペイン支配下のメリリャに入れるよう対処することを求めた。
協会がモロッコ北西部に位置するナドール州知事アリー・ハリールに向けた書簡には、ラマダーンの頃(2018/5-6月)からナドールにイエメン人が見られるようになっていることや、国際的庇護や難民申請するためにメリリャに入ることを望んでいると記されている。
ちなみにメリリャはアフリカに位置しているがスペイン領であり、モロッコは領土回復を要求している。
さらに書簡によると、これらイエメン人を至急でメリリャ入りさせるべきだと強調し、イエメン人たちが何度も入国を試みているにもかかわらず、モロッコ当局がメリリャの難民局へのアクセスを禁止していると明らかにした。
モロッコ人権協会はこれらの行為は「難民の地位に関する条約(1952,ジュネーブ)」、「難民の地位に関する議定書(1966,ニューヨーク)」の義務違反だと見なしている。
さらに難民の中には女性や子どもも含まれており、目が不自由な少女もいることを明らかにした。
これらイエメン人は空路でモロッコに入国する者もいれば、モロッコとアルジェリアの国境を越えて陸路で入国する者もおり、当事者によると、とても過酷な移動を強いられている。
イエメン人がVISAなしで入国できる国は現在非常に限られており、マレーシア、スーダン、モーリタニア等のみである。
そこで、まずはエジプトからモーリタニアへ行き、そのあとは記事にある通り、アルジェリア、モロッコへと砂漠の中を密入国していくのである。金に余裕がある者はモロッコへのVISAをイエメン人の仲介業者に2000ドル程払えば用意してくれるとのこと。
モロッコで足止めを食らう人もいれば、無事にメリリャ入りし、スペインのバレンシアにて新たな生活を送る人もいる。
今エジプトにいるイエメン人もメリリャはホットプレースになっているが、いつ状況が変わってもおかしくないだろう。

