東大院卒、理系と書くと、
クールなできる女性、のイメージがあると思うのですが・・
「たまごっちに似てる!」と言われる
イエローシード 植木和実です。
家庭教師先でも、
「植木さんが東大なら俺も(俺にも行ける)!」という謎の夢を与えていました。
なんで生徒たちが突然成績が上がるのか?
たぶん・・
「教科書を、一つ一つ丁寧に、一緒に進めていたから」ではないでしょうかね。
できない子に限って、「教科書読んだ?」の質問に「読んでない」と答えます。
そもそも
「教科書って、学校に置いてあるものでしょ?」
「授業の時に机の上に置いておくものでしょ?」
という扱い(笑)
置くもの? えっ、 置物??
そう、一人で読むことは、なかなかないみたいです(笑)
で、テスト前にはいきなり(?!)テスト範囲の問題集を解いて
「わからない」
「解説のこの「3」は、どこから出てくるの?」
「見たけどわからないから、気分転換にお風呂に入ろう!明日は解けるかも☆」
・・みたいになるわけです。
教科書、読もうよ。
教え子に、シンペイくんという男の子(高3)が居ました。
バスケ男子で、高3の4月から、家庭教師をはじめました。
英語、数学、国語と順調に点を伸ばしていったシンペイくん。
夏休みに差し掛かる頃、衝撃的なお話が飛び出します。
「物理、4点だった」
4点?!
「物理、出来たことがない。諦めている。」
いや、諦めるな。でも、4点?!
受験教科なのに受験半年前に4点?!
ちなみに化学・生物受験だった私、
生徒から特に質問がなければ、積極的に物理を教えることもなかったのですが、
腹をくくったよね(笑)。
そこで、シンペイくんに言いました。
「私は物理は専門ではないけれど、
一緒に教科書よみながら、あーでもない、こーでもないと頑張ってみようか。
ところで教科書はある?」
シンペイくんはキョトンとして答えます
「えっ、教科書って家で読むの?」
家では問題集や参考書で勉強するのもだと思っていたようで、
「マジで家で教科書読むんだ!」と驚いていました。
・・そして、二人で教科書を読む→理解→教科書の設問を解く→問題集を解く
と進めていくと・・・
サクサク理解するではないですか!!!
そして、シンペイくん気づきます。
「あ、一人でできます。」
その後、2か月後には、90点台を取るようになり、
半年後のセンター試験では、『物理100点』を取りました。
あの「4点。高2からずっとビリ」はなんだったのか・・(笑)
そして、私は、たいして教えていないという・・
でも、『教え子の物理の成績が半年で4点から100点になりました』って言ったら
すごい家庭教師だ!!!ってなるでしょ?
舞台裏は、こんなものなんです。
勉強は、自分で向き合って、わからないところを探して、理解して、覚えて・・
自分でやるから成績が上がります。
ちゃんと自分で向き合って、できるようになるから、自信になるのではないでしょうか。
(勉強は本当にセラピーみたいですよね☆)
もしシンペイくんに
「なんで4点だったのに半年で100点取れるようになったの?」って聞いたら
なんて答えるのでしょうね。
教科書、読んだから。
ですかね(笑)。
魔法みたい!
ですけど、
「教科書、読んだから!」「自分でやったから!」です。
教科書、本当に大切で、
学校の教科書と副教材だけあれば、結構独学ができてしまうように
できているのです。
シンペイくんが証明してしまったように、
授業を仮に受けられなくても、大丈夫。
「難しいなあ、やっぱり授業って大事だな」って初めて実感する(?!)子も居ます。
わからないところは、知ってそうな人たちに質問して
理解を助けてもらう。
そうやって、一人で進む子も沢山います。
自分で「主体的」に「教科書を読む」ことが大切。
そう、人生の主役は、あなた自身!!!生徒自身!!!
何でも「主体的に」、好きな人生を創れるようになれると楽しいですよね。
私がやったことは、教科書を数ページ一緒に読んで解いたことと、
笑って煽ったことだけ。
「物理、面白いよ~。地球に生きているんだから、学んでおこうよ。
ずっと重力の御陰で毎日歩けてるわけでしょ?
バスケでボール投げるのだって、重力加速度かかっているし、
走って止まる時だって、慣性の法則に逆らって、靴底の摩擦力を使ってるわけでしょ?
お部屋だって、エンタルピー増大の法則(放っておけば、でたらめさは増大するという法則)が働いているから
エネルギー加えて片付けしないと、散らかっていくわけでしょ?(笑)」
あとは、サクサク進むシンペイくんの理解力に
「すごいねえ!!!」と驚いていただけ(笑)
教え子は、みんな天才だと思う(笑)
そして、この
「あ、一人でできます」を、
これからの人生で、
一人でも多くの子に、体験させたいと思う。
いつだって、主役は生徒自身!!
だれだってヒーローになれる!!
自信のない子は、ひとつひとつ、階段をのぼるように
一緒に自信をつけていこう☆
「あ、一人でできます」まで
学習のパーソナルトレーナーとして伴走します。