今日は甥っ子の話をしたいと思います。


私の姉は、結婚前からフランスに住んでいます。お義兄さんも日本人です。

1番上が修杜(しゅうと)23歳。

修くんの3歳下と14歳下に2人の妹がいます。

3人ともフランス生まれ、フランス育ち。


修くんは、3歳の頃に、自閉的傾向の発達障害と診断されました。

それを機に、日本の幼稚園へ通わせるため、お義兄さんだけフランスに残り、日本へ帰って来ていた時期もありました。

小学校へ上がる時に、またフランスに戻り、中学までは日本人学校へ通いました。
姉は毎日、授業も付き添い一緒に受けていました。


そんな修くん。
当初は鉛筆を持つこともままならず、筆圧もなかったのですが、ビー玉を掌に握らせながら鉛筆を持たせたり、工夫をしながら、絵描き歌を切っ掛けに字が書けるようになりました。



絵描き歌を通して、絵を描く楽しさを覚えた修くんは、A4のコピー用紙にいくつもいくつも絵を描いていきます。




アルファベットや、ひらがな、数字など、色々と組み合わせて書いていきます。

使われない文字などもあり、修くんの中でこだわりがあるようです。


私が父の仕事を手伝っていた時は、実家の事務所にストックしてあるコピー用紙を、気が付くと全部使い切ってしまって慌てることが多々ありました。

一時帰国の際には、修くん用に父がコピー用紙を箱買いして準備しているのですが、それでも足りず、私達が見つからない様に隠しておいた事務所用のコピー用紙も、なぜか直ぐに見つけられてしまい、なくなるなんてことは今でもしょっちゅうあります。笑


私たち家族は修くんの絵が大好きハート

そんな修くんの絵を集めた個展を、パリや日本(一昨年)で開催しました。

その時のことを、テレビで紹介していただきました。


綺麗な色使いの修くんの絵は、コロナ禍で色々な思いを抱えた人達の心を明るくしてくれる様な気がします。


少しでも、ご興味を持っていただけたら、嬉しいです。
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