初めてのソロテント泊登山 -木曽駒ヶ岳①- | きいろいパンダ

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ARASHIANでなにふぁむのワーキングママ・Professorが中高一貫校に通う娘や日々のことなどをつづっています。

初めてソロのテント泊で、木曽駒ヶ岳へ…
 
木曽駒ケ岳は、長野県にある標高2,956mの山で、中央アルプス(木曽山脈)の最高峰。日本百名山、新日本百名山、花の百名山の一座です。
 
天気予報とにらめっこ…当初の計画の日は、雨はともかく(よくはないけど)、風が予報で風速15mオーバー…それはよくない。

 

仕切り直して、改めて。

 

以前お話しした方が、新宿からの高速バスと、路線バス、ロープウェイがセットになった「木曽駒カール切符」が便利と教えてくれたので、それを購入しました。

 

(切符は窓口販売のみで、座席の事前予約は電話なのがちょっと面倒だけど、予定の変更やキャンセルも電話ですぐできました。)

 
先生との山行は現地集合で、自分で行くことはあるけれど、時間厳守のため、高速バスを使うことはほとんどなし。
 
バスタに行ったのはいつ以来だろう…たぶん姫と富士山登った時かな?

 

テントもキャンプに比べたら小さくて驚くほどだったし、荷物もかなり減らしたつもりだけど、やっぱり大きなザックになりました。

 

 

急な予定変更だったので朝イチの高速バスは取れず、朝2番目のバスに乗ったところ、連休中ということですぐに渋滞…1時間45分乗って、まだ高尾

 

 

結局、駒ヶ根に着いたのは予定の2時間遅れ…やっぱり山に行く時はバスは気をつけないとな〜…。

 

でも、もろもろセットになっていたので、一人で移動するのに、並んでチケットを買うというのがないのはよかったかも。

 

駒ヶ根駅からバスでしらび平に向かい、ロープウェイに乗りました。登りは朝、下りは夕方、混雑が激しく、2時間待ちもあると聞いていましたが、すでに14時半ということで、すぐに乗れました。

 

 

着いた千畳敷駅は標高2612mで、熱中症警戒アラートが出ていたこの日、14時40分という時間にもかかわらず、気温は16度でした。

 

まぁ、予報通り曇りだしね…

 

 

目の前の千畳敷カールは、このルートで一番の急登…とはいえ、初心者が多いこの山らしく、足場がかなり整備されていて登りやすいです。

 

乗越浄土まで上がると、視界が開けて、登りも緩やかになるはずが…

 

視界なし。

 

宝剣岳山荘の辺りから中岳に向かう道も、視界なし。

 

 

先が見えないし、この時間に登る人は少なく、こっちでいいんだよね?と不安を感じながら、無事に中岳に登頂。

 

 

ここからの下りが思っていたより長く、こんなに下りていいの?とまた不安に

 

でも霧の中に人の気配を感じ、進んでいくと、木曽駒頂上山荘のテント場が広がっていました。

 

 

着いた〜。

ここまで風景も見えないし、テン場や小屋には15時までに着くのがマナーみたいなのもあるから、せっせと…結局休憩なしで登ってきました。

 

でも、あちこち混雑で遅くなった人も多かったようで、テン場の受付も並んでいたし、何よりすでにテン場が大混雑…

 

パートナーとテン泊をした時は、いずれも空いていて、場所も選び放題だったのだけど、選ぶどころか、テントを張れるスペースを探すのに一苦労…

 

できれば坂でないとこで…この面積で張れる?草生えてるし、横に岩出てるけど…ここかな?

 

 

練習のかいあって、無事張れました。

 

 

もっとテントとテントの間に張るのもありらしく、後から来た人でもそういう間に張ってるのも見たけど、初心者なので距離感わからないし、何気に人見知りなので…

 

懸案だったバーナーも、しっかり使うことができました。…お湯沸かしただけだけどね。

 

 

家で練習した時は、シュ〜ってガスが出る音も怖かったのだけど、外だとあんまり怖く感じず。用意したチャッカマンも、2800mの高度でも働いてくれました。

 

予報では夕方、もしかしたら雷雨があるかも?とのことだったけど、思いの外晴れてきて、木曽駒ヶ岳が見えてきました。

 

 

見えている街の方には雷がいくつも光っていたので、ここでなくてよかった。

 

そして夜には満点の星空キラキラ

 

 

スマホでこれだけ映る、すごい星空でした。
 
…ということで、初めてのソロテント泊…なんとかできました(まだ片付けと登頂、下山があるけど)。
 
私のテントはテン場の外れで、人見知りにはよかったのだけど、トイレが遠く…
 
距離が長いのはこの際いいんだけど、他の人のテントがひしめき合っている間を抜けて行かなくてはならず。
 
暗くなる前に最後のつもりで行っておいたものの、21時ごろまた行きたい気がして…。
 
調子に乗って沸かして飲んだ紅茶を恨みつつ、迷って迷って…これも含めてのテン泊だ!とヘッデン片手に、無数のテントと張り綱を越えてトイレへ…
 
くっだらないことのようだけど、これができないと、今後もテン泊でトイレに悩まされることになるところ、頑張れてよかったです。
 
翌日は登頂と、テントの撤収、下山のミッションに挑みます。