ここまで登り上げると、緩やかなアップダウンで、南アルプスの豊かな森を楽しみながら進むことができました。
伊那高原、向こうには中央アルプスの絶景
…と、ここはもう標高2200mほどで、地上より13℃ほど気温が低い上、湿度もないので気持ちいい
今年一天気に恵まれて、登山、気持ちいいな〜なんて。
…が!
この後三吉平という森を抜けて、沢沿いのゴロゴロの岩を越えていくうちに、雨が降り始めました。
山頂近くの水場辺りではいったん上がったものの、もうすぐ小屋…というところでは、もの凄い土砂降りに…
稜線で電波が入って、スマホを見ると、パートナーからLINEで「大丈夫?」と。
地図的には真っ赤に当たってはいないけど、たぶんさっきの土砂降りはこれだったのねと。
小屋でひと休みして、天気の様子を見つつ山頂アタックのタイミングをみていると、曇り空ではあるものの、雨が上がりました。
普段の行い⁉︎
持ってるね〜
そんなこんなで登頂!
ここが確かに一番高い=山頂なのだけど、樹林の中で、景色はなし。
雨が上がったので、山頂を越えて、「光石(てかりいし)」というところまで下ってみることに。
この「光石」が光って見えるから、「光岳」という名前になったとのこと。でも見に行った人はみんな「光ってなかった」と言うっていうね…
…光ってないね。
でも思っていたより大きな石で、へー!という感じだったので、行かれてよかったです。
光小屋に戻ると、雲はあるものの、空は青く…
小屋からの景色を堪能できました。
稜線なので電波があるし、景色はいいし、なんと言っても涼しくて(15℃くらい)、外でついつい過ごしてしまいました。
光小屋は今年から小屋番さんが代わったそうで、施設自体がどう代わったのかはわからないけど、いい小屋でした。
寝床はベッドのような感じで、カーテンを使うと個室風にも。私はシュラフを持参しましたが、有料レンタルもあるそう。
そして何よりすごいのが、飯うま!
山小屋でカレーはあるあるだけど、本格スパイスを使ったタイカレーでした。
デザートにパインの寒天寄せもついていたのだけど、これは『日本百名山』著者の深田久弥が光岳でパイン缶を食べたからとのこと。…なんか素敵。
山の景色、山小屋を楽しみながら、ゆっくり過ごしました。
【山行の記録】
・行動時間:休憩1時間39分をを含んで8時間51分
水:650㎖ナルゲン、1000㎖プラティパス、600㎖ペットボトル、500㎖テルモス→1.8リットル消費
(初日の方が暑かったのもあり、消費したな〜)
行動食:ミニパン3、塩分チャージ2
衣類:ファイントラックあみあみ、メリノウール半そでTシャツ+アームカバー、モンベル薄手パンツ、夏用グローブ、キャップ
小屋ではフリース、パタゴニアダウンをオン
着替えはファイントラックあみあみ→ミレーあみあみ、夜間は長袖メリノTシャツ