ムビチケをいただいたので下矢印

早速観て来ました照れ

 

前回飛行機に乗ったお陰でGETできたチケットだったので、どうしても次の羽田行き飛行機に乗る前に観ておきたかったのです。

これでまた新たな気運で飛行機飛べる龍

 

そうして

来館記念?!

入場時に岡野玲子先生が描かれた晴明のイラストカードを頂きました照れ

特典付きだなんて知らなかったから

嬉しいおねがい飛び出すハート

美麗イラストーっ照れ飛び出すハート

 

さて、肝心の映画ですが。

思っていたよりも良かった!!

 
まず映像が綺麗おねがい
 
過去の陰陽師シリーズ
全部観ている訳じゃないけれど
 
私が観ていたのは式神使いまくりのファンタジー要素が強い作品傾向にあったのですが、今回の「0」はもっと陰陽五行説に基づいていて比喩としてCGの竜が出てきたりはあるけれど要はエネルギーの性質(五行の相剋)である、という理論的なところをシッカリと語られていたのが良かったです。
 
とはいえ。
東洋思想の陰陽五行論
マニア以外には何のこっちゃ?
だと思うし、これが解っていないと
この作品の理解も難しい。
「なんでいきなり竜が出てくるの?」
な話になりかねないと思うので。
 
極力ネタバレギリギリのところで
「ここを抑えてから観に行け!」な
部分を少しお話ししておきますね。
 
まず今回の「0」
安倍晴明が陰陽師になる前日譚となっております。
まだ陰陽寮の学生さんです。
 
なので授業風景や陰陽寮の階級の説明が初っ端から始まりますので
ここはシッカリ見聞きして覚えておいて下さい。
 
そうして授業の中で「呪(しゅ)」の説明も「暗示のようなもの」とありますので、ここの映像も説明と一緒にシッカリ覚えておいて下さい。
 
さらに「蠱毒」の説明がありますが、これは後半に大きな伏線回収があるので
流し観してはいけないポイントです。
 

そうして五行論。

授業のていで説明されていますが

サラーっと流し見してしまいがち

 

ですが東洋思想の根幹です。

まず五行というのは『木、火、土、金、水(もっかどこんすい)』で表されます。

図で書いた方がわかりやすいので下矢印

参考にして下さいね。

外側の円は時計回りに矢印がついていると思って下さい

 

すなわち(映画でも説明)

本 木生火(木は火を生む)

下矢印

本 火生土(火は土を生む)

下矢印

本 土生金(土は金を生む)

下矢印

本 金生水(金は水を生む)

下矢印

本 水生木(水は木を生む) 上矢印(最初の”木生火”に戻る)

 

これは相生(そうせい)関係と言って矢印の向く先の

相手を産み育てる関係。

母子の関係にも例えられる

エネルギーの循環する方向を表しています。

 

そうしてもう一つのエネルギーの向く方向が

内側の五芒星の形の矢印です。

こちらは相剋(そうこく)関係といって

矢印の向く方向へ抑制をかけるエネルギーを持っています。

本 木剋土(木は土の栄養分を吸い取る)

本 火剋金(火は金属を溶かす)

本 土剋水(土は水を堰き止める)

本 金剋木(金属は木を切る)

本 水剋火(水は火を打ち消す)

 

この相生&相剋の考え方が非常にポイント。

この哲学に則って行動することで単なるまじない&ファンタジーから脱却して技能職としての陰陽師の姿が浮かび上がってくるのです。

 

ラスト近く

晴明が本気出して地下水脈から竜神を呼び出すシーンがあるのですが、その印を結んだときに現れる模様の元がこの五行の相生&相剋図であって、晴明は「相剋」の意図を持って水龍を呼び出しているのです。

下矢印この図形です

 

そうして「水剋火」でも”水”であれば何でも良いわけではなく、複数人の怨霊を纏った火龍を浄化するために、人が触れない太古の地下水脈からの清いエネルギーの水を使って龍を具現化させて確実に「火」を剋する「水」の水龍を呼び出した事になります。

このエネルギーの質と量を見極めて相生&相剋を行ってより良い結果を導く事が陰陽師としての力量。

 

余談ですが

このエネルギーの人体上の流れと質量を脈状から見極めて、足したり引いたり鍼技で調整し、患者自身でエネルギーを循環させるまでお手伝いをするのが、私の経絡治療家としての腕の見せどころニヤリ

 

ここまでの意味を知って映画を観ると

とても良く出来たストーリーと映像美に

感動できると思いますおねがい

 

久々に納得のいく映画に出会えた事に感謝です龍

Air Doさん、シネチケありがとうございましたお願い

 

今日も一日、笑顔で元気に。

私らしく、あなたらしく。

健やかな時を刻んで行きましょう♡