ムビチケをいただいたので
早速観て来ました
前回に乗ったお陰でGETできたチケットだったので、どうしても次の羽田行きに乗る前に観ておきたかったのです。
これでまた新たな気運で飛べる
そうして
来館記念?!
入場時に岡野玲子先生が描かれた晴明のイラストカードを頂きました
特典付きだなんて知らなかったから
嬉しい
美麗イラストーっ
さて、肝心の映画ですが。
思っていたよりも良かった!!
そうして五行論。
授業のていで説明されていますが
サラーっと流し見してしまいがち
ですが東洋思想の根幹です。
まず五行というのは『木、火、土、金、水(もっかどこんすい)』で表されます。
図で書いた方がわかりやすいのでを
参考にして下さいね。
外側の円は時計回りに矢印がついていると思って下さい
すなわち(映画でも説明)
木生火(木は火を生む)
火生土(火は土を生む)
土生金(土は金を生む)
金生水(金は水を生む)
水生木(水は木を生む) (最初の”木生火”に戻る)
これは相生(そうせい)関係と言って矢印の向く先の
相手を産み育てる関係。
母子の関係にも例えられる
エネルギーの循環する方向を表しています。
そうしてもう一つのエネルギーの向く方向が
内側の五芒星の形の矢印です。
こちらは相剋(そうこく)関係といって
矢印の向く方向へ抑制をかけるエネルギーを持っています。
木剋土(木は土の栄養分を吸い取る)
火剋金(火は金属を溶かす)
土剋水(土は水を堰き止める)
金剋木(金属は木を切る)
水剋火(水は火を打ち消す)
この相生&相剋の考え方が非常にポイント。
この哲学に則って行動することで単なるまじない&ファンタジーから脱却して技能職としての陰陽師の姿が浮かび上がってくるのです。
ラスト近く
晴明が本気出して地下水脈から竜神を呼び出すシーンがあるのですが、その印を結んだときに現れる模様の元がこの五行の相生&相剋図であって、晴明は「相剋」の意図を持って水龍を呼び出しているのです。
この図形です
そうして「水剋火」でも”水”であれば何でも良いわけではなく、複数人の怨霊を纏った火龍を浄化するために、人が触れない太古の地下水脈からの清いエネルギーの水を使って龍を具現化させて確実に「火」を剋する「水」の水龍を呼び出した事になります。
このエネルギーの質と量を見極めて相生&相剋を行ってより良い結果を導く事が陰陽師としての力量。
余談ですが
このエネルギーの人体上の流れと質量を脈状から見極めて、足したり引いたり鍼技で調整し、患者自身でエネルギーを循環させるまでお手伝いをするのが、私の経絡治療家としての腕の見せどころ
ここまでの意味を知って映画を観ると
とても良く出来たストーリーと映像美に
感動できると思います
久々に納得のいく映画に出会えた事に感謝です
Air Doさん、シネチケありがとうございました
今日も一日、笑顔で元気に。
私らしく、あなたらしく。
健やかな時を刻んで行きましょう♡