郵送の給付金申請書、数十通が行方不明…福岡・八女

5月14日12時27分配信

 福岡県八女市で、市民がポストに投函(とうかん)するなどした定額給付金の申請書数十通が行方不明になっていることが14日、分かった。

 運転免許証や銀行通帳の写しが同封されており、個人情報が流出する恐れがある。市は今後、郵便事業会社に調査を依頼するとしている。

 市によると、4月8日に申請書を1万4496世帯に発送。同月10日から郵送と市役所窓口で受け付け、23日から金融機関への振り込みを始めた。

 ところが、4月下旬以降、市民から「ほかの人には給付金が出ているのに、自分には出ていない」という問い合わせが数十件寄せられた。市が調べたところ、申請書を4月13~15日にポストに投函したり、郵便局の窓口で出した人を中心に、数十通の行方が分からなくなっているという。

 市は申請書を市役所の会議室で処理し、夜間は鍵をかけて保管しており、「市で紛失した可能性は低い」としている。

 郵便事業会社九州支社は「事実関係について確認中。市から正式に依頼があれば調査をする」としている。市は「見つからない人には再発行している」(総合政策課)という。


本当に考えさせられる。この国の官製システムは完全に緩みきっている。