ライディング夢想 考えの始点・・・タイム→バイクを曲げる | 黄色のトパーズ

黄色のトパーズ

そのバイク、何cc?
俺も昔はバイクに乗ってたんだよ。
スズキのグースってヤツでさ・・・

目的のために考え方の始点を何に置くか、何に置くとスッキリ説明できるか。タイムを出したいのでタイム。タイム→距離÷平均速度→距離を短くするか/速度を上げるか→アクセルの開け方/ブレーキのかけ方/ライン取り/セッティング・・・と広げていく。

こんな風に。例えばタイムが出ないからセッティングか?となった時に、枝葉のどこにいるか確認できる意味でもタイムを出したいなら一度はタイム始点がいいと思う。乗り方とセッティングも独立して考えるものではないことが分かる。アクセル開けて、このセッティングだからこんな加速で速度が決まる、セッティングというフィルターを一度通る。

とりあえずタイム(時間)は距離÷速度なので距離と速度で伸ばしてみましたが、タイム=細切りのタイムの合計、全セクター・全コーナーのタイムを足すとタイムと捉えることもできる。苦手なコーナーと得意なコーナー(と普通のコーナー)の合計でタイム。下に伸びる枝葉。


枝葉の“苦手”をさらに伸ばしてみる。得意なコーナーと苦手なコーナーがある場合、なんで苦手なコーナーが苦手かと言えば曲がってないからというのが自分の場合は多い。曲がってないから開けられないなどなど。人によっては、例えば桶スポでよく聞くのは1コーナー→全開でいけない問題。→恐怖心とか伸ばせる。一番上の図から、速度→アクセル→閉じてしまう→無意識・・・とか伸ばしても整理できる。まあ1コーナーは個人的には恐怖心というより錯覚と馴れと実はエスケープがあるだと思うのですが、適当に思いついたこと並べれば整理できるかも。

話しを戻すと、曲がるに続くのは“ハンドルが切れる/ハンドルを切る”か“リアが出る/リアを出す”


ちなみに曲がるにバンクは続かない。バイクはバンクさせて曲がるわけではない。ステアリング固定でバンク・・・例えばミニカーで片輪走行させるとこの状態だけど、全く曲がらないことが分かる。バイクのオモチャやプラモデルでステアリング固定で試してもいいかもしれない。勿論1/1で試すのも。


ではバンクは何に続くのか?


バンクはコーナーリングスピードに続く。上の写真で下向きの力は常に(バイク+ライダーの総重量)×1G。総重量も1Gもバイクがどんな姿勢になっても変わらないので青い矢印は常に一定の大きさ。遠心力は(バイク+ライダーの総重量)×速度×速度÷半径。mvv/r。速度の2乗に比例し、半径に反比例する。この辺は神様が決めたことなので細かい説明省略(笑)。

青い矢印が一定で速度を上げていくとどうなるか?遠心力は速度の2乗に比例するので緑がどんどん長くなる。青が一定で緑がどんどん長くなればバンク角はどんどん深くなる。半径を小さくしたら=小さく曲がろうとすると緑が大きくなって深く寝かさなければいけない、半径を大きく=大きくまがるなら緑が小さくなってバンクさせなくてもいい、普段のライディングで実感していることと割と同じでイメージとしては掴みやすいと思う。

コーナリングスピードに続くのがバンク。例えば一番上の図の速度からコーナーの速度/直線の速度(最高速)と分岐させてコーナーの速度からバンク角と続ける。まあ小さく曲がりたいから一瞬深いバンクとかは続くと言えば続くのですが、それもステアリングが何らかの原因で切れるかリアが出ない限りは曲がらない。セルフステアも曲がる→ハンドルが切れる→バンクしてセルフステア期待と続くのであって、曲がるから直接バンクには続かない。実際に起こるのはバンク→ハンドルが切れる→曲がる。最後に起こる結果のタイムが起点で考えてるので逆なんです。“実際に起こる場合”と“結果を始点の考え”は逆になる。最後のタイムから遡って考えているので。このへんちょっとややこしいけど。続けてしまうと似たようで違うことをやってしまうことにもなるから、直接は続けない方がいいし順番も守った方が整理できる。例えばアクセルにしても、最初に結果を決めてから遡って考えると、もうここは全開固定しかない、やるしかないとかそういうことになってくる。


というわけで、曲がるに続くのは、『ハンドルが切れる/ハンドルを切る』か『リアが出る/リアを出す』でいいでしょう。フロントタイヤかリアタイヤで曲がる。両方でもいい。ここから乗り方とセッティングに伸ばしてみる。
タイムから出てきた枝葉が、曲がる乗り方・曲がるセッティング。もちろん直線の方から枝葉を伸ばしてもいいのけど、とりあえず自分の場合は苦手→曲がらないと出てきたので曲がるで。続く・・・最近のパターンだと最後まで飽きずに書けるか微妙(笑)。