例えば

仲の良い女友達が失恋してハートブレイク

苦しそうな時

泣いている時



彼女の気持ちが痛いほどわかる時






結局は

彼女を【治す】ことは出来ない。



それでも

自分も味わったことのある

その痛みに

耐えるしかないから耐えている友達を

目の前にすると


私は大抵

言葉が見つかりません。








「ガンバレ。」

とか


「大丈夫だから。」

とか


「時間が経てば。」

とか




そんな言葉しか

出てこない。









でもその痛みがわかるだけに

【労わり】の気持ちだけを


ジワジワ

ジワジワ


伝えるしか

してあげられることは無い。
















ある日お姉ちゃんが言った事。







「自分が

本当に、本当に、本当に辛い時は


他人のように

自分を労わることで


少し楽になれることがある。」
















だから私

ついこの前まで


ありがちな失恋の痛みで

アホみたいに苦しんでいる自分


女友達だと思って

労わっていました。











それは大体


最寄り駅から自宅までの約5分の

帰り道。















私の部屋に向かって

バンビ




何度も

何度も

何度も

何度も






一緒に歩いた道。













会社からの帰り道


「もう、アイツはいないんだな・・・」

「なんでアイツがいないのかな・・・」

「あの時私がこうしてなかったら・・・」

「あの時あんなこと言わなければ・・・」

「もっと私がイイ女なら・・・」


って

毎晩のように

泣きながら歩いていました。








発作みたいに襲ってくる

その痛みに耐える時



お姉ちゃんの言葉を思い出して

歩調に合わせて




「ガンバレ。

ガンバレ。

ガンバレ。

ガンバレ。」




って声に出して


家に着くまで

泣きながら自分を労わり続けました






毎晩

毎晩。














そういえば最近は

もう帰り道で涙が出ることは無いな


って気付いた。



















うつ病と長年付き合っている

お姉ちゃんに教えてもらった


自分を他人のように労わるという方法






私には

効き目があると







過ぎた時間を思い返して

随分マシな状態になった自分を感じる今は


そう思います。








(´▽`) ヤッパリ ワタシハ ダイジョウブ