渋谷でショッピングデート 音譜音譜


お互いの服を選んだりなんかして 音譜音譜


ショッピングデートなんて初めてで 音譜音譜



嬉しかった ドキドキ


楽しかった ドキドキ










でも


お店では普通に


「これなんか似合うんじゃない?」


なんて言ってるのに


道を歩くときはズンズン DASH! ひとりで

先に行っちゃう 走る人


ちょっと前を歩いているのでもなくて、

5mくらい先を

一緒に来てるふたりでは

ないくらいの距離。


歩けば歩くほど

2人の距離はどんどん広がって。




私はオシャレしてヒール サンダル なんて履いてきたから

ちょっと足も痛くなってきたし、

そんなに早くは歩けない あせる


でも

人のいっぱい居る街中では

手をつないだりして欲しくない

って言われてたから


手をつなぐことも

腕に手を伸ばすことも出来ない。




まぁでも

店に着けば普通だから


そこまで気にはしてなかった。







でもしばらく経ったある日

ふと何かの話から


「この前のお買い物の時だって

ひとりでズンズン歩いて行っちゃうんだもん パンチ! 」


なんて

ちょっとチクッと言ってみたの。


「だって歩くの遅いんだもん ビックリマーク


くらいのやりとりを想像して。






そうしたら














「オレは、あんな人ごみで

ゆっくり歩いたりしたら

逆にすごく疲れちゃう。


だから、

ヒール履いてても

頑張ってオレに付いて来ようとして


それで転んじゃうくらいのほうが

いいと思う。」









そうね。


『あなた』に全部合わせる


って言ったのは

私だし・・・。










でも口をついて

出ちゃったよ。














「何でも『あなた』に合わせて


『あなた』の言うとおりにしてれば


私じゃなくても


誰でもいいみたいに


聞こえちゃうよ・・・。」





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ つづく゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚