前回の記事>>【寂しいですか?】
朝起きても、
ご飯を食べていても、
本を読んでいても、
ウォークマンで音楽を聴いても、
一切人の気配がしない。
独り言さえ出てこないくらい、ひっそり
。
持ってきていた本を読む気もせず、
音楽を聴く気にもならず、散歩にも飽きて、
すぐに寝ていた
。
不思議と、寂しくてビービー泣いたり
はしなかったけど、
ひとりの自分をビシビシ実感して、
体も心もひび割れていきそうだった。
スプリングブレイクが終わって、
寮生がぞくぞくと帰ってきても、
ルームメイトと当たり障りなく、
ぎこちなく挨拶した程度で、
言葉もまだ不自由な私は、
「友達」なんて作れるわけもなく、
毎日毎日ひとりで教室と寮の部屋との往復

。
ルームメイトに怪しまれないように、
たまに図書館で時間をつぶしたり、散歩に出たり

。
日本に手紙ばっかり書いていたような気がする

。
今思うと、人は自分の心の中を、
ある程度の頻度で表現していないと、
生きていけないものなのか。
その頃の私の、ヒリヒリするような寂しさを思い出せば、
今なんて、そんなにたいしたこと無い。