○年前、18歳の私。




少しは大人になったつもりだけど、
本当は親から離れて暮らしたことさえない、
お子ちゃまニコニコの私。








高校を卒業して、
自分のことを知っている人が一切いない、
アメリカに留学しました。ロケット









留学を始めてすぐは、気も張り詰めていたし、
毎日が新しいこと尽くめで、
そんなに寂しさを実感するひまはなかった。







なによりもやっぱり、ホストファミリーがいたから、かな。



私は、特にホストファミリーと
めちゃめちゃ仲良くなったわけではないけど、
やっぱり常に人が回りにいることで、
寂しいはずの自分に気づかずに済んだ。






でも、違う州の大学へ編入して、
初めての寮生活。




しかも、私が入寮したときは、
たまたまスプリングブレイク中。





寮生は大体、スプリングブレイクは実家で過ごすもの。



もともと留学生の少ない大学で、
大きな寮1棟に1週間ほど、
たったひとりで過ごしたことがある。








もうすぐでカナダの、アメリカの北のほう。



酪農が盛んな田舎の雪深い町。雪の結晶




寮を出て校内を歩いても、休み中ということもあって、
ほとんど人にも会わない。




車社会のアメリカで、
雪でツルツルと滑る道路を15分ほど歩いて、
調理の必要ない食料品をスーパーで買い、
人の気配がまったく無い、寮の部屋でひとりきりで
モソモソとパンをかじる。
( ̄ー ̄)






シャワーが10基(?)くらい並ぶ、広い共同風呂で、ひとり入浴。



━─━─━つづく─━─━─