『DEATH NOTE the Musical』 @オーバード・ホール
夜神月 : 浦井健治2年ぶりのDEATH NOTEです!多少のブラッシュアップにより、弥海砂がなぜあんなにキラに傾倒したのか、より明確に描かれた気がします。そして、2年前はライトが浦井くんを乗っ取ってしまったかの印象を受けましたが今回は浦井君がライトを演じていました。最初の正義はどこにから絶好調で、終始すごく歌唱が安定していました!ノートを拾うシーンでは、ノートに名前を書いて、40秒経ち何も起きなかったときにポイっとノートをその場に捨てて立ち去ろうとするライト。ニュースで音原田が死んだことが分かった時に、怯えた顔をしてノートを拾います。そこからライトが葛藤しながらも、この世を救うためというエクスキューズを支えに悪人を一掃し始めます。デスノートの最中に弥海砂の両親を殺害した犯人が死んだニュースが流れることでミサミサがキラに傾倒したきっかけが明確になりました。捜査員たちが次々に起こる凶悪犯の心臓麻痺について話している後ろでもライトがノートに名前を書いているのが、文字が増えていくことで表現されています。使命感からライトがどんどん名前を書いていることがわかってゾクッとしました。最初は使命感から使っていたノートのはずが、だんだんとキラとして崇められ、正義の審判をくだす神になったかのようなそんな優越感に浸るための道具になり始めるノート。でも、まだノートを使う前の普通の高校生とキラとの狭間にいる感じのライト。それがリンドLテイラーの件をきっかけに一気にキラに堕ちていきそれと同時に浦井くんの目つきがどんどんきつくなっていきます。ハリー・ベル捜査官を殺すシーンは、初演の時はライトが苦しそうに犠牲は覚悟だ~と歌っていたイメージがありましたが、今回はもう神になっているので、ハリー・ベル捜査官に審判をくだしただけ、という感じでむしろ、自分にはむかった彼らに罰を与えているかのように地下鉄に飛び込むところで高笑いをしていて、その姿が本当に悪魔的で寒気がするほどゾゾゾとしました。1幕の終わりもノートの後ろでニヤリとしていて、もうキラ、まじで恐い2幕はエルとの心理戦を繰り広げるキラ。入学式もテニスも迫力満点でした。最後は死神のレムすら操り始めるキラ。最終的にエルに勝ったキラだけれど、結局リュークに名前を書かれてしまいます。あのリュークに名前を書かれてから盆が40秒の角度分回って、ライトが絶命する。そして、絶命しているライトの胸元から心臓をえぐりとるかのように真っ赤なリンゴを取り出すリューク。すごい演出です息のみまくりでした。現代の閉塞感。その中で、結局最後に残るのは「無」。これを白で表現しているのかなって思いました。まだまだ語りつくせないDEATH NOTE。9月までゆっくり楽しみたいと思います!!