3月3日読了

 



タコ「鳥の城」と呼ばれる館に住む旧華族の伯爵こと由良昂允は、5度目の花嫁を迎え入れようとしていた。過去4人の花嫁は、初夜の晩に何者かに命を奪われているという。花嫁を守るため探偵榎木津礼二郎に依頼が入り、小説家の関口と共に訪れる。五度目ともあり警察による警護の中、またしても花嫁が殺されてしまうハムスター


京極堂シリーズ!


こちらも800ページもある大長編驚き


前回の「塗仏の宴」が2冊2000ベージには及ばないもののかなり分厚い。


内容は、今までの話と違ってめっちゃシンプル。

前回は色んな怪しい団体やらが入り乱れて長くなるのは分かるんだけど、今回はそんなに複雑ではないのなにとっても長い。


鳥の剥製に囲まれたお城に住む旧華族の伯爵は50歳にして5度目の花嫁をもらう。今までの花嫁は悉く何者かに亡き者にされており迷宮入りに。


毎回、どの花嫁も初夜の晩に殺されてる。

内部の者の犯行か?


1番目は実に20年前。

途中、戦争も入るとしてももう犯人ってあの人しかいないでしょ…


ただ、その動機が気になって早く読み進めたいけど、色んな人の視点やら京極堂の蘊蓄やらが挟まって結末いくまでだるく感じたかな。

恐らく、儒教家で育った伯爵の死生観などを理解しやすいようにだろうけど。

でも京極堂の仏教と儒教の話は興味深かった。



でも、伯爵の動機というか真相は、信じらないなぁ。ああいう環境だとそうなってしまう事もあるのだろうか…1番可哀想なのは今までの被害者とその家族だよね…赤ちゃん泣き


伯爵と実際言葉を交わした関口くんはいち早く気づいたようだが、外にいる京極堂が真相見破るのさすがだね!