2月17日読了



パンダ巷では、女性ばかりが狙われる目潰し魔が横行。犯人は平野の犯行かと思われたが、犯人の目撃情報に木場修の友人とよく似た人物が浮上。一方、千葉にある聖ベルナール女学院内では、目潰し魔の犠牲になった女教師の他に、女学生の売春グループの噂、学院理事の織作家の当主で学院長が絞殺される事件が起こるうさぎ


京極堂シリーズ。

800ページ強もあり分厚い爆笑


目潰し魔に絞殺魔、それぞれの事件がちょっとずつ関連してきて、実は全ての事件は黒幕蜘蛛によって引き起こされたもの。


ほんとに分厚いので、色々事件が起こるのです。

その実行犯も全て蜘蛛の計画する駒のひとつ。

蜘蛛はあらゆる糸を張り巡らして、何が起きても必ず蜘蛛の意図した方向に進むように計略。


京極堂に相談事が持ち込まれ、話を聞いただけで蜘蛛の存在にいきつくのも凄いが驚き


そんな京極堂でも犯人に迫り、罪を犯す根本理由を憑き物落としで解決するもなかなか真犯人である蜘蛛の正体まで行き着かず…


最後の方になるとかなり死人が出るので大体検討はついていき…


途中から面白くて目が離せない。確かに難しい蘊蓄もありますがスラスラ読める。


今回はジェンダー問題ですね。今と違ってあの時代は特に苦しかっただろうなと。絞殺魔の憑き物落としでは、動機が分かってスッキリ。


全然関係者ない事件が複雑に絡み合っていき、ほんとに蜘蛛の糸を辿って真犯人蜘蛛に行き着くような展開になっていく様が魍魎の匣に劣らず良かった。


ただ、残念なのはこちらも図書館で、次回作の塗り仏を借りに行きたいがため、急いで本作を読んでたため最後まで読み終わったら見返す事無く返却してしまったこと大泣き


冒頭には、終わりの続きがあったことを忘れていたのでした。

分厚過ぎて、忘れておりました爆笑