1月11日読了
売れない推理作家神岡桐仁は自身の館で編集者の里子の監視の元、執筆作業に勤しんでいた。神岡の愛人の真梨亜が訪れるが神岡は揉み合っているうちに真梨亜を殺害してしまう。編集者の里子は 「本格ミステリに相応しい殺人にするべき」と主張し、2人でトリックを施し密室殺人のような現場を作り上げるが…![]()
霞流一さん!初めて読む作家さんです。
殺人を犯した推理作家の神岡と編集者の里子とで、密室殺人や見立て殺人のようなトリックを遺体に施すのですが、途中新たな人物がやってきては、どんでん返しの様相を呈しいきます。
殺人が起きてるのに登場人物たちのギャグっぽい会話やノリの軽さから、これはバカミスと呼ばれる類の物なのかな![]()
新たな登場人物達との推理合戦がダラダラと続き、読むのが辛くてなかなか読み進められず、ただどう着地するのかだけが気になりました。
最後の方で主人公たちの思惑が明らかにされ、それで終わりかと思ったら、最後はブラックユーモア張りの結末でした![]()
霞流一さんの作品はこういうのばかりなのかな。
ひと味違ったミステリーでした。

