大学病院へ移植に行った日。

ガランとした外来。

大学病院は、ひとつの階に様々な外来があり、例えば産科・婦人科の隣には泌尿器科や脳神経外科がある。

いつもは、その外来前に置かれた椅子が満席になるほど人がいる。
でもこの日は、どこの外来も人はほぼおらず、ガランとしていた。

婦人科は私を含めて2人。
産婦人科は、小さな男の子を連れたご夫婦だけ。
脳神経外科はおじさんが1人。

といった感じで、フロアには数える程の人しかいませんでした。

こんだけ大きな病院で人が居ないと、ちょっと怖い。

呼ばれるまで、30分近くぼーっと座っていると。

後ろでタッタッタッタッと音が。
振り返ると、男の子が走り回っている。
今日は人が少ないので、自由に動き回ってる様子。

まだ3歳くらいの子なので、走りたいのかもしれない。
でも椅子はびっしり並んであるし、所々棚が設置されたりして、また人もまばらながら歩いてるし、ぶつかって転けそう。

行ったり来たりしてる男の子をハラハラしながら見てしまう。

産科で待つご夫婦のお子さんだけど、親御さん全く見る気配なし。
お父さんは、スマホしか眼中にないようで。
お母さんもスマホ見たり、旦那さんに一生懸命話しかけていて、子供を一切見ず。

婦人科で待つ私やもう1人の女性、脳神経外科にいるおじさんも走る男の子を見ている。

この子に何かあったら、とは思わないのだろうか。

男の子が見えなくなっても、チラッと顔を上げるものの、お母さん気にせず。

エスカレーターに近づいても、なお子供の様子を確認することがなく。

さすがにエスカレーターは危ないと思ったけど、私がしゃしゃり出るのもどうか・・とか悩んでしまい。
それでも男の子が心配で立ち上がろうとした時、やっとお母さんが男の子に気付き行っていました。

急いで行くのかと思いきや、ゆっくり面倒くさそうに歩いていました。

こういう光景って何だかなぁ、て思います。
常に子供から目を離すなとは言わないし、動き回る子をじっとさせるのは難しいのもわかってる。
お父さんお母さんも子育て大変だから、と思うんだけど・・・。

子供が居ない人にはわからないと言われてしまえば何も言えないけど。

なんだかモヤッとしてしまった。