不妊治療と別のお話です。

義母は認知症です。

体外受精がスタートしてから、会いに行ける頻度が減ってしまいました。

施設に入っているので、安心してはいますが。
これまでは、週2~3顔を出していましたが、採卵の時はなかなか行けず。

ホルモン補充の時期はやっと時間が出来て会いに行けるようになった、と思った矢先にコロナで面会禁止になってしまいました。

先日緊急事態宣言が出たので、さらに面会禁止が延びそうです。

1ヶ月ほど前。
義母を病院に連れていきました。
義母は認知症の中等度~高度辺りです。
歩行は辛うじて出来るが、横に付いていないと危ない。
自発性もなくなって、表情も乏しい。

幻覚もあるので、何もないのに空間に手を伸ばして何かを掴もうとすることも。

義母と病院の待合室で、全く噛み合わない会話をして2人で笑っていたら、近くにいた70代くらいの女性がこちらをじっと見ておられました。

これ、あるあるです。

認知症とわからず、「何?この人?」と冷めた表情で義母をジロジロ見る人がいます。
なので、またか・・・と思って気にしていませんでした。


すると、その方が私に向かって声をかけて来られました。
「私の姉もなのよ。わかるわ、大変よね」
と、言われました。

こんな風に声を掛けられたのが初めてのことで少し驚きましたが、とても有り難かったです。

気持ちをわかってくれたことを嬉しいと言うだけではありません。

敢えて「認知症」「アルツハイマー」等という言葉を出さないように話してくださったことが、介護者としては有難いのです。

義母は今や認知症という言葉に反応しなくなりましたが、まだ初期の頃は「認知症」という言葉に敏感に反応していました。
その言葉でかなり興奮して大変になったこともあります。

経験者だからこそ、そこを理解していて「認知症」の言葉を伏せてくれたのだと思います。

有り難く言葉を受けとりました。

帰りがけに、会釈をして失礼しますと声をかけたら。
にこやかに会釈を返してくれて「頑張ってね」と仰っていただきました。

こういうのって、とても嬉しいです。
これまでのことがも少し報われたような気がして・・・。

気持ちの共有って心が癒されます。