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夏休み
Summer Vacation
アメリカの夏休みは約2ヶ月ある。
その間、私たちぐらいの子は、社会活動したり何かしらやるのが一般的らしいが
他の家の子がどうしていたかはまったくわからない。
うちでは
有無を言わさず私は姉とともにキャンプに送り込まれた。結論から云うと毎年の夏休み強制移送された。
☆☆☆今回からしばらく、このキャンプの中で経験してきた事を覚えている事を搾り出して書いていく。☆☆☆
話のつづき。
8、9才の子供がいきなり親と離れる。
え…、やだ、どこに行くの?
親抜きでどこか知らない所に送り込まれる。
とにかく知らない所らしい。
不安で心細かった。
決して仲が良いわけでない姉と飛行機に乗って移動したのは覚えてる。
少し暗い曇りの日が始まりだった。
現地につくと、空のせいか、より暗く地味に茶色い土が広がった敷地。そこにログハウスが何軒もあった。食堂、医務ハウス、シャワー棟、集会を行う大きなテント。芝生の広場。
敷地の中には小川が流れていて橋はなんと丸太一本だけ。
全体は村のように広いようだ。
やはり友好的なAmerican-spiritsよろしくで、案内してきた白人のおねえさんはおぼえたての日本語を言ったり明るく話しかけてきた。
それでもこういう時、私はひとりで状況を抱えているような神経質な顔をしている。
もちろん体の中に“ここでうまくやっていけるんだろうか”という黒いポイントができているからだ。
“ああ、心細い…やだよもう帰りたい…”
着いて早いうちに、何日間かミーティングする棟に姉と入った。レガシィキャンプでの過ごし方の説明だったと思う。
棟の中に入ると指導する人と、日本人の大学生の、ユウさんというおにいさん、あとブラジル人の双子の姉妹がいた。
私も姉とその中に混じり、座っていたのだがあんまり何をしゃべっているのかわからなかったからただ座ってじっとしていた。
すると、姉はイタズラみたいに違う事をやり出した。関係ないがおとめ座は授業中など、指導を聞く時にいたずらとか違う事をやり出すのか?
手先でチョコチョコやり出したり落ち着かなくなっている姉。訳わからない動作をしながらユウさんにちょっかいを出していた。
また、双子の姉妹がブラジル人だとわかると姉はいきなりブラジル人にとって失礼な仕草をし出した。
姉とは仲良くない。単に私が小さいから一緒にいる羽目になってただけだ。
この時も姉とはタイプの違いを感じた。
私は、みんなが話を聞いてる時は、怒られなければ楽だし黙ってボーっとしてればいいやと思って座っているタイプ。
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キャンプでの段取り。
男女別にログハウスにだいたい7人ごとに入れられる。
ベッド位置を各々で決めてそこをずっと使う。
日中はカルチャータイム。ミサンガを作る教室とか料理とか、図工みたいに何かを作ったり、創造性を高めるような時間なのである。
昼食や夕食は食堂で摂ったり、芝生の広場でなのだが、いずれもバイキング形式のように自分の食べる物をよそうようになっている。
テントや広場でたびたびみんなで集まってショーだか催し物を見る機会があったが何だったのかよく覚えていない。笑。
キャンプでの一日を要約すると
起床(7時か8時?)→着替えて食堂へ
→各自のカルチャー教室へ
→昼食
→カルチャー教室、もしくはフリータイム
夜→食事
有れば催し物に集まる
→ログハウスに戻りシャワーに行くなりだらだらくつろいだり
→10時前後?消灯。
↓こんな雰囲気のログハウスに居た
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※尚、写真はイメージであり実物とは関係ありません。
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