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現地校では

生徒は各々の自分のworkをやり、終われば教室内で本を読んだり、寝たり 好きにしてて良いならわしであった。

そのなかで 私は 絵を描いていた。かわいい女の子やお姫様の絵、女の子の夢がいっぱいつまったものを描いたりして 白人のclassmateに見せたら 「You draw?(あなたが描いたの?)」 キャー素敵~といわれるようになり、 「それ私にも描いて~!」 「私にも描いて!」 「なんかこう、こんな風にパンク!パンク風なのがいいわ!」と ダンスみたいな動きをしながら要望を伝えてくるのを聞いて、日々の宿題のほかにやることが増えてしまった。
親には何そんなの描いてるの?なんて醒めた目で見られながら、でも やっぱり私はうれしかったので 欲しいと言った子に一枚ずつ描いた。
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現地校には
日本人を好きでない子もいたが、そんな子も「あなたの描いたこれ 素敵だと思うわ。」
仲が良い悪い関係ない。良い意見も悪い意見も率直な声に出すのである。
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初めは女の子向けの絵やファンシーなものを描いていた私だが、課題の中でも絵を描く機会は時たまあったので「エィミは絵の天才だ。」などの声をいただき

4th gradeの 「学校での行事のシンボル画(旗のようなもの)を誰が描くか?」と先生が皆に聞いた時、真っ先に「エイミーがいいんじゃないか?」という意見が出るくらいに 私の画力は信頼を得ていた。

私は少女マンガ系から写実的な絵までを得意分野?としていた。
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これもアメリカに来てなのだが、思うに日本人の描くタッチは一本一本が繊細であり、子供受けする可愛いタッチでありながら微細にわたる表現の仕方、日本のアニメが実は高く評価されているそうだが、そこが日本人の良い所である。
私がもっと凄いと思ったのは、週末に通う日本人学校で ニューヨークのクラシカルなレンガの建物を描いた男の子がいて それはかなわないと思った。

言っておくがアメリカの建物は土地も大きければスケールが大きく 簡単に描き上げられるような代物ではない。
苦しいたとえをするなら あの有名な、洋風の東京駅を上にも横にも二倍三倍にした外観だろうか。


ファンシーまたは写実的に人を描くのとは話が違う。

私もあの威厳ある優雅な建物を描けるようになりたい、
1日で描けるかわかったものではないし根気も要りそうな作業である。


マンガ家ってすごい。

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※今回掲載している絵は私の描いたものです。