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NYで
車で行ける辺りに、F というスーパーマーケットがあった。

まあまあ広いスーパーマーケットである。

お菓子、コーンフレーク、夕飯、私達は通常 ここで食事関係の買い物をしていた。

その中で私が気に入っていたごはん。トレーにポテトやお肉が一式入っていてレンジで温めるもの。

アメリカ映画にも出てくる茶色の紙バッグ、それに詰めて持ち運ぶ。雨が振ったらぐじょぐじょになるからビニール製のがいいのになあ、と思ったものだが、慣れるものだ。

スーパーマーケットFの営業時間は夕方五時までである。日本みたいに8時とか9時までやってない。
80年代どこもそうだった気がする。17時間際に行ってももう終わりだぞと帰される。

そして

F店内には、でかでかと 誘拐された子ども達の写真が掲げられている。一人二人ではない。何枚もまとめて大きく張り出されているのだ。

初めてこれを見た時、


これは現実なのか?


と深刻さを垣間見る。
さらわれた子達は何の目的で?今どこで何をしているのか、生きているのか死んでいるのか?


やはり闇を感じる。


それは牛乳パックにも印刷されて告知されている。
一緒に記されてる文言は、おそらく身長だとか髪の色などの身体的特徴だろう。

スーパーマーケットが17時までなのも、治安を懸念してかもしれない。

私は一人歩きをしなかったため危ない目に遭った事はないが…。