母方の祖父母の家にコロナ禍以来久し振りに一家三世代、更には近隣の親族も集まって賑やかに新年を祝っていた元日の午後4時過ぎ、突然襲った大地震により一瞬にして古い木造家屋が倒壊、幼い子供を含む多くの人たちがその下敷きとなり行方がわからないまま、現時点でもまだ懸命の捜索救助活動が続いている…
能登大地震の現地からの報道に接すると、その直前まで久し振りの正月の団欒を一家みんなで楽しく過ごしていたであろう家族の情景が目に浮かび、本当にいたたまれない想いになる
また、翌2日の夕刻、正月返上で被災地支援の物資輸送の任務に当たられていた最中、(恐らく何が起こったのかすら全く分からぬまま)一瞬にして命を奪われることとなってしまった5名の海保職員の方々とその遺されたご家族の無念と悲嘆、それを想像するだけで胸が張り裂けそうになる
更にまた、直近まで現役第一線で活躍され、オレも雑誌やWEBで記事やコラムを愛読させてもらっていた2人の経済専門家(山崎元さんと大江英樹さん)が、奇しくも2人とも元日に逝去されていたことをニュースで知り、また少なからぬショックを受けた
お二人が、それぞれ食道がんと急性白血病の診断と治療を受けていることを自ら公表されてから僅か数ヶ月、バリバリの現役第一線でまだまだこれからやりたいことが山ほどあるんだ、と精力的に発信し続けておられた矢先だっただけに
「人生100年時代」に「おカネ」とどう向き合うか、特に熱心に発信されてきたご自身が、こんなにも早く、まだ若くして、あっけなく旅立ってしまわれることになるとは…
人の命なんて本当にわからないものだ…
そのことを今更ながら改めて、つくづく想い知らされた気がする、令和6年の年初だった
天災、人災、個人の病…この短い期間にお亡くなりになられた全ての方々、その死の直接の原因は人それぞれだが、何れにしても、皆様全員のご冥福を心からお祈り申し上げたい…