風船かずら
 白い小さな花が咲いた後に、涼しげな風船。

 夏の、私の庭には、必要な植物です。

 もう少したつと、緑色のふうせんが、茶色になります。

 しっかり茶色になってから風船を破ってみると、中に黒い種が出来ています。

 黒い種に、白いハート型の模様があって、お猿さんの顔みたいなのです。

 私が中学生ぐらいだった頃、近所のお家で種を頂いて、それから毎年毎年・・・・。

 種蒔きを忘れていても、こぼれ種から芽を出すので、庭のどこかにちゃんといます。



 この風船かずらを見ると思い出すワンシーンがあります。



 数年前、次男夫婦が結婚する前のこと。

 この風船かずらの茶色くなった風船を竹の籠にいっぱい入れて、何気なく置いてあった。

 そこへ、彼女を連れて帰ってきた息子。

 風船を手に取って、「この中にハートが入っているんだよ。」と得意げに彼女に言う。

 キョトンとしている彼女の前で、中の種を出して見せる。

 歓声を上げて喜ぶ彼女。

 何とも微笑ましい風景でした。

 
 2人の子持ちになった今でも、あの時の雰囲気を持ち続けている次男夫婦です。

 遊びに来るって言ってたけど、暑いからおよしなさいと断わってしまった。

 ホントは会いたいのだけど、真夏の外出は、赤ちゃんがかわいそうだからね。

 風船かずらが、全部茶色くなるころに、会えたらいいね。

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