「こうして、多頭飼育崩壊に陥る」
あの現場の子猫、3匹。
1匹が、
トライアル先のお宅から、戻ってくることになってしまった。
先住猫さんが、
隠れて、出てこなくなり、ご飯も食べなくなってしまったそうだ。
子猫を引き取り、
お母さんに報告する為、お宅を訪問。
子猫は、次の譲渡会にも参加させる為、我が家へ連れて行くことに。
そして、発見。
玄関には、
前には無かった、脱走防止のフェンスが設置されていた。
玄関のドアの開閉が、スムーズでなかったこともあり、
お母さんに、
「今度、脱走防止策を考えましょう」
と言っていたのだが、
お母さんが、それを覚えていて、息子さんと一緒に考えて、作ってくれたそうだ。
玄関から続く通路も、
以前は、物で溢れかえっていたが、すっきり片付けられていた。
「お母さん、このフェンス、すごくいいですね」
私は嬉しくなって、話していたら、
もっと嬉しいことがあった。
自閉症で、2階に引きこもっている、という
息子さんが、
2階の部屋から出てきて、挨拶をしてくれたのだ。
「フェンス作ってくれて、ありがとう。クロちゃんのこと、よろしくね」
私は、息子さんに言った。
動物の持つ力は大きい。
人間に、
癒しや、治療にも似た効果を与えてくれる。
うつ病だったお母さんも、
引きこもっていた息子さんも、
確実に、良くなっている。
そして、
だからこそ、不妊手術は徹底したい。
不妊手術を怠って、増えてしまっては、
元も子もなくなってしまう。
保健所に、
外の世界に、
救いを待つ動物が、たくさんいる。
救われた動物は、人間に、どれほどの癒しや力を与えるか。
この現場。
母猫と姉妹猫が、子育てしている場所。
ご飯をあげていたら、懐いてくれるようになった。
数日後、子猫の1匹が、茂みの中から出てくるようになり、
保護。
他の子猫の保護と、
母猫の手術も、そろそろ考える。
そして、ずっと気になっていたこと。
この現場で、一番最初に捕獲、手術したメス2匹。
この2匹は、
里親様に繋げられる、と思ったものの、
あの時、
これから10数匹を手術しなくてはいけない時で、全く、余裕がなかった。
その為、一旦リリース。
そして、今回、譲渡会に参加させようと決意。
病院にて、
検査、ワクチン、駆虫。
爪切り、耳掃除。
譲渡会へ。
そして、2匹。
里親様へ繋がった。
トライアル先から戻って来た子猫も、
里親様へ繋がった。
この日は、本当に嬉しかった。
しかし、疲れた。
たくさんの人と話して、疲れた。
今日は、少し休みたい。
譲渡会からの帰り支度をしていると、
チラッと、参加した女性の言葉を耳にした。
「この譲渡会で、里親様に繋がらなければ、家族に山に放つように言われている」
私は、この女性と、
この後、
話をしなくてはいけなくなってしまった。
東京都 中島様
7/10 N・E様 ¥10,000
7/11 M・N様 ¥30,000
7/16 カナ様 ¥5,000
7/17 ガンバルニャン様 ¥5,000
ご寄付、ご支援、ありがとうございました！！
躊躇なく、病院へ連れて行ったり、手術したり、活動が出来ています。
数十匹の猫がいて、鶏むね肉しか食べさせていない現場がありました。オスだけ手術する主義の飼い主ですが、子猫もいました。今度、ブログにします。
本当に、いつもいつも、ありがとうございます！！
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