心を失った、白い猫。
初めて見たのは、塀の上だった。
なぜ、あの場所にいるのだろうか。
きっと、
人間が、近寄ることの出来ない場所だから。
この近くには、エサ場があり、ご夫婦が玄関先でご飯をあげていた。
そして、寒さを凌ぐ小屋があるのだが、この白い猫は、小屋には入らない。
ご主人が、一度、小屋から追い出したからだ。
ご主人は言った。
「あの猫、荒(すさ)んでるでしょう。凶暴だよ」
捕獲。不妊手術へ。
あの氷点下の大雪の中を、外で生きなければならないとしたら、
感情は、麻痺する。
心を失う。
きっと、それは、その方が楽になれるから。
いっそ、何も感じないのは、
生きる術。
寒さに堪えた顔のまま、顔は固まっていた。
表情はなかった。
一週間後。
少し、表情が柔らかくなった。
発見して、威嚇等あった場合、
「里親さまへ繋がらない」
とわかっていても、
保護しなくてはいけない、と思うことがある。
それは、
「心を失っている」と思った時。
二週間後。
大きいケージへ。
ご主人は、
「この白い猫は、2、3回お腹が大きくなっているのを見たことがあるけれど、一度も、子猫を連れて来たことがない」
と言っていた。
子猫たちは、どこへ。
心を失ったのは、
寒さや飢え、人間に追いやられただけではないのだろう。
1ヶ月後、フリーに。
ソファーの下に隠れてしまった。
もう、大丈夫だよ。
何にも、心配いらないよ。
寒さに堪えながら、塀の上に、何時間もいなくていいんだよ。
横になって、
ゆっくり、ゆっくり、休むんだよ。
署名出来ます。
10万筆が目標です。
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ご支援をありがとうございます!!
筑紫野市 原田様
4/22 匿名様 50,000円
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ご支援をありがとうございました!!!
本当に、たくさんの方に、助けて頂きまして、驚きと、感謝の気持ちでいっぱいです。
おかげさまで、3月、4月で、
メス17匹、オス10匹、計27匹の不妊去勢手術が出来ました。
ツイッターの仲間に協力して頂いていた現場は、TNR完了しまして、猫ハウスを二つ頼んでいるところです。
また、ブログにしていきます。
そして、また違う現場に取り組み始めました。
本当に、多大に助けて頂きまして、色々と考えさせられました。(果たして、自分は、応援したいと思った人がいたとしても、支援物資を送ったり、寄付したりと、実行に移すだろうか、自分はしないかもしれない)そう考えた時、ご自身の収入から貯蓄から、ご支援下さるという、有り難さを噛み締め、そして優しい方々の気持ちに触れまして、涙の出る毎日です。
心から、ありがとうございました!!!