りんご畑の小屋の中、
全頭の16匹を手術したはずなのに、
数日後、
小屋のりんご箱の中に、子猫が2匹、母猫によって置き去りになった。
少なくとも、未手術のメスがまだ1匹いて、そして、他にもいるのだろう。
「この辺は、野良猫多いんですよ」
「誰か、捨てていく人がいるんです」
この言葉、本当によく聞く。
「手術しなかったことによって、ご自分が増やした猫ではないですか」
と、私は言いたくなるが、
言っても伝わらず、押し問答になるので、最近は言わない。
1番イラっとするのは、
不妊手術のチラシを渡すと、軽く鼻で笑い、
その表情からは、
(ハイハイ、それねー。でも、自分達は、猫の自由を尊重するから)
といった、心の中が読み取れる。
自分達が、1番、猫の味方だとも言いたげだ。
そして最終的に、人それぞれ考え方が違うから、と言われる。
だとしたら、その考えは、とてつもなく浅く、想像力がない。
自分の目の前で起こらないと、何がどうなるか、解らない。
また、人それぞれ違うという考え方の末端には、
子猫を見つけると、
山へ捨てに行く人間、川へ流す人間、殺虫剤をかける人間、虐待する人間、
がいる。
そのような者達の手に、
子猫を発見されないようにするには、どうしたらいいのか、
猫が行き渡らないようにする為には、どうしたらいいのか、
そこまでの事を、考えなくてはいけない。
手術をしないエサやりは、
いずれ、より多くの猫を、苦しめる結果となる。
置き去りになった、子猫2匹。
知り合いに、ミルクボランティアさんを探してもらったが、
直前でドタキャンされてしまった。
この2匹を育てている途中、
知り合いのボランティアに、
老人ホームの職員から、相談があったそうだ。
その職員が言うには、
近くのりんご畑の4匹が、老人ホームの敷地内に、排泄をしていくので、
施設長が怒って、職員たちに、4匹を山に捨てて来いと命じているのだそうだ。
職員は、誰も捨てに行かないのだが、その4匹、とても人慣れしているので、
誰もやらなければ、施設長自らが捨てに行く可能性があるという話だ。
捨てられてからでは遅いので、とにかく、4匹は、私が預かることにした。
ただ、このやり取りをしている数日の間に、
その内の1匹が、敷地内で出産していた。
メス1匹と、オス2匹を保護。
敷地内で出産していた母猫と、子猫2匹を保護。
保護した、メス1匹とオス2匹を、不妊手術、耳カット。
この3匹、本当にラッキーな事に、
メス1匹には、すぐに里親さんが見つかり、
オス2匹は、4月にオープンした猫カフェさんが引き受けて下さり、
サバトラの1匹には、里親さんが見つかったそうだ。
母猫と子猫2匹。
スクスクと、育ってくれた。
この2匹も、猫カフェへ行くことになった。
6月に入り、他にも、子猫の保護が続いた。
茶トラ3匹。
藁の中にいた2匹。
多頭現場にいた、状態の悪い子猫2匹。
それぞれの子猫の現場には、
母猫がいて、他にも猫がいて、TNRも進めなくてはいけない。
友人のボランティア団体に、
預かりボランティア出来るひとがいないかを、呼びかけてもらったが、見つからなかった。
他にも4件、新たな相談がある。
どのようにして、活動を進めていけば良いのだろう。
活動を、分担できるやり方を、考えなくてはいけない。
6/13 ことら サイカワ様 10,000円
6/14 ワシダ様 10,000円
6/14 ニシムラ様 5,000円
6/17 ナガタ様 5,000円
6/18 フクシマ様 5,000円
6/20 KONB様 5,000円
6/21 クイシンボ様 10,000円
6/25 上山様 10,000円
7/1 ミナミダテ様 20,000円
ご寄付ご支援、ありがとうございます。活動を支えて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
青森県黒石市の「猫ハウス ごろにゃん」さんに、猫を何匹か迎えて頂いています。大変有難いです。猫ハウスごろにゃんさん、ホームページ、インスタ等ありますので、よろしくお願い致します。ごろにゃんさんの1階で、月1回の譲渡会に参加しています。よろしくお願い致します。