物議を呼ぶ…実験
『 楽園計画 』

50年以上前にアメリカの
動物行動学者
ジョン・B・カルフールは
人類が進化発展してきた
ひとつの理由は
楽園が欲しいからだ
そして…その妨げとなる
争いの原因・厄災の原因は
資源の奪い合い
病原菌・天災だと考え

ネズミを使った実験で
人工密度と社会病理を題材に
『 UNIVERSE25 』
という実験を行った…

実験が行われた施設は
快適な温度管理で
3800匹前後のネズミが
余裕をもって暮らせる
巣箱やフロアがあり
常に新鮮な水と食料を与え
天敵やウィルスもいない
全て満たされたとされる
環境を用意し
その施設内にネズミの
オス4匹メス4匹で実験が始まった…

ネズミたちは
このユートピア?ともいえる環境で
どのような社会を
形成するのであろうか…

実験開始


順調に個体数は増え
縄張りが形成され
上下関係もでき
通常通りの『繁栄期』を迎えます

315日目
個体数は620匹まで増えるが
ここで少し異変が生じます…

繁殖率が低下しはじめ個体数の増加が
緩やかになっていくのです
ここで『停滞期』のフェーズに
入っていきます

560日経過
個体数は2200匹まで増えましたが
この途中から
異常行動をとるネズミが
目立っていきます

異常行動の例

ホームレスネズミの増加…
またその逆の
15匹用の巣箱に
100匹以上が過密状態で
暮らすネズミたち…

性別や年齢に関わらず
求愛行動や暴力をするネズミ…

メスの凶暴化・育児放棄
メスのみの縄張りができたり…

さらに…そのなかで
1番目を見張るのが…

他のネズミと一切
コミュニケーションを
取ろうとしないないネズミ…
コソコソと生活し
食べる・寝る以外は
ずっと…毛繕いをし
自分をキレイにしている…ネズミ
カルフールはこのネズミを
『美しいネズミ』と呼びました

これらのネズミたちは
ほとんど…繁殖行動はしません

このことにも作用し
出生率よりも死亡率が高くなり
ここからはフェーズ
『減少期』に突入していくのです

日々…個体数は
どんどん減っていきます…

実験開始から4年目
個体数は122匹まで減りました
驚くことに…
そこにいるほとんどのネズミが
『美しいネズミ』
だったとされています

これらのネズミは
繁殖行動は取りません…
最後のオスネズミが
亡くなり…

最終フェーズ
『絶滅』を待つだけなのですが…
カルフールはいたたまれなく
ここで実験を中止したそうです…


本当にあった
実験だったらしいのですが…
中途半端な実験だったともされ
色々と物議を呼んでいるようです

そのいくつかの理由が…

近親交配や過密飼育の問題

ネズミの生態にとって
本当に良い空間だったのか?

『UNIVERSE25』とは
25回…同じ実験をし
25回とも同じ結果が出た
とされていますが
曖昧な資料しかなく
これは都市伝説界隈の話で
人類の滅亡を暗示
のような…異常に面白く出た
実験結果だけが
都市伝説化しているだけ
という声もあり

とらえかたは
人それぞれですが…
ただの都市伝説として
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