前回の続きです。

新品のガスバーナーが
スープ作りには使えないという事がわかり、
一度は放心状態になったものの
さっさと諦めまして・・

 

一つのスープは、
従来使っていた右側のバーナーで作り、
(こちらをAタイプとします)




もう一つのスープは、
チャーシューを煮るのに使っていた、
ガステーブルで作る事にしました。
(こちらをBタイプとします)




どちらも1時間で沸騰するような火加減にして、
同時に2つスープを作ってみたのですが、
アク(灰汁)の出方が全く違うのです。

Aタイプに比べて、
Bタイプで作るスープのアクが凄いんです。

ちなみに動物性食材のアクとは、
臭みや雑味の元になる成分です。

熱を加えて沸点に近づいてくると、
鶏ガラや豚骨から泡のようなアクが出てきます。




アクが空気に触れて酸化して黒っぽく変色します。




アクがアクを呼ぶと言いますか、
このまましっかりアクを出し切ります。

 

この時のアクの出方が以前と全く違います!


そして一気にアクを網で取って、

黄金色の鶏油が浮いて来たらいい感じです。



しばらくすると、
スープに透明感が出て来ます。




BタイプはAタイプよりも、
細かいアクがたくさん出て、
スッキリとした雑味のないスープが作れます。

でも不思議です。
AとBは何が違うのでしょうか・・?

上がAタイプ、
下がBタイプ、


鍋の底辺と火の距離が違います。
「そんなこと?」と思いますが、

違いはそんなことくらいです。


何はともあれ今回の事がなかったら、
わからなかったことでした。

Bタイプのガステーブルが、
奥と手前に2台ある為、
今はこんな感じでスープを作っています。




失敗した!と思ったのに、
実は物凄くラッキーだった。

実はこういう事って、
過去に何度もありました。

「これで良かったんだ!」
とすぐに思う時もあれば、

ものすご~く時間が経ってから、

「あれで良かったんだ!」
と思う時もあります。

時間差はあっても結局、
全て良かった、全てマルになっているのです。


ちなみにAタイプのガスバーナー
これはどうしたかといいいますと、




大鍋のお湯がすぐに沸くし、
小鍋でスープを温める時にも使っています。

スープはずっと温めていると酸化してしまうので、
注文が入る度にスープを小鍋に移して温めるのですが、
このバーナーで温めると沸騰するのが早いこと!

さすが、スーパージャンボバーナー!
これはこれで良しでした。

さて、あの心優しい設備屋さん、
全く連絡がつかなくなってしまいました。

悲しいかな嫌われてしまったみたいです。
でもこれも意味がある事としました。


だって起こること全てに、

意味があるのだから。



ライ

 

次回の明科笑いヨガ&呼吸法クラブ
ラブウェーブの開催は、
4月16日(火)です。

安曇野市明科公民館2F講義室にて

13時~15時
持ち物  水分・ヨガマットかバスタオル

     筆記用具・変装グッズ(あれば)
参加費 500円